Daily Oregraph: May Day
本日の船上セキュリティ・チェックポイント。畑仕事をはじめるつもりだったのに仕事とは、実に残念である(笑)。
ひさしぶりに船に行ったら、体がなまっていたせいか、ちょいと疲れた。頭脳低調の原因も運動不足にあったのかもしれない。カント先生のマネをして、毎日散歩する必要がありそうだ。
さて今日は May-day だが、これは SOS 同様、無電による救難信号でもある。OEDは「国際的無電救難信号」と定義しながらも、「洋上で(航空機が)発する救難信号。船舶による S.O.S. に相当」という文例も収録している。
しかしもっぱら航空機の使用する信号というわけではなく、ランダムハウスが定義するように「船舶および航空機が使用する、国際的無電救難信号」だから、どっちが使ってもかまわない(使いたくはないだろうが……)。
なんで May-day なのかというと、フランス語の m'aider (= help me!)が語源らしい。なお SOS は俗説では Save Our Ship. の略とされているが、OED によれば、モールス符号で発信しやすい文字だという単純な理由で選ばれたのだそうな。
なんにせよ、五月一日にSOSを発信するような最悪の事態が起こらぬよう祈りたいものだ。
Comments
>今日は May-day だが、これは SOS 同様、無電による救難信号でもある。
へえ、そうなんですか。いやあ、本当にこのブログは勉強になりますなあ
・・・「メーデー」本来の意義が忘れ去られつつある中、この国は今、全世界に「m'aider」を発信しそうな勢いで前進しつつありますなあ・・・
Posted by: 三友亭主人 | May 02, 2015 08:01
>三友亭さん
> この国は今、全世界に「m'aider」を発信しそうな勢い
フクシマの状況を耳にするにつけ、東京オリンピック開催とやらに浮かれている場合じゃないと思うんですがねえ。
とてもいやな予感がします。
Posted by: 薄氷堂 | May 02, 2015 22:19