Daily Oregraph: 散歩の季節
まだ少し空気はひんやりしているが、雪もほとんど消え、やっと散歩の季節が巡ってきた。例によって臨港鉄道沿いを歩く。
知人(しりと)の丘にはフキノトウがたくさん顔を出している。あまり上品な形容ではないけれど、まさにボコボコと生えており、いささか気味が悪いほどだ。こんなものを食う人がいるとは、ぼくにはとても信じられない。
臨港鉄道の線路がピカピカ光っているのは、毎日石炭列車の走る証拠である。あらためていつまでもこうあってほしいものだと思った。
もちろん当市の経済の浮沈にも関係するけれど、ここが廃線になったら散歩の楽しみも半減するからだ。ずっと石炭を掘りつづけてくれなくては困るのである。
もう少ししたら日は沈む。夕日を撮ればいいのにとお思いかも知れないが、待ち構えてなにかを撮るというのはぼくの主義に反するから、さっさと切り上げて帰宅することにした。写真は結局出会い系(?)だよね。
Comments
>写真は結局出会い系(?)だよね。
私も写真を撮るのは、その場その場のこと。
何かを撮るために出かけたりすることは滅多にないのですが・・・そうなると当然あるタイミングを待ち構えてってのはまずありません。
土地柄、あちらこちらからプロ・アマ問わずたくさんのカメラマンを見かけるのですが、その撮影欲にはいつも感心いたしております。
Posted by: 三友亭主人 | April 01, 2015 07:57
>三友亭さん
ぼくだってたまには時間をみはからって写真を撮りに行くことがないわけではありませんが、気が短いものですから、じっと待つというのはダメなんですよ。
もうひとつ苦手なのが、同じ対象に向かってカメラを向ける連隊(?)に加わること。食い物屋の行列に並ぶのと同じくらいイヤですね(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | April 01, 2015 08:52