Daily Oregraph: これも春
14時36分。濃霧が晴れてきたところだ。ついさきほどまでは、対岸がまったく見えなかったのである。
17時26分。霧がすっかり晴れたね、などといって澄ましているようでは観察力が足りない(笑)。波にご注目いただきたい。風が強まってきたのである。
あまりにも風が冷たいものだから、デッキ上の物陰に身を隠して鼻水をすする姿は、兵隊の位でいえばまさに二等兵である。
このあと風はいっそう強まり、岸壁に停めてあった車はもろに波しぶきを浴びたから、ものぐさのぼくも明日はさすがに洗車しなければならない。
五月の半ばまでこういう日を何度か重ねるのが釧路の春である。本州の感覚では春とはいいにくいけれど、やっぱり春なのだ。
Comments
釧路の春ですか。まだまだ遠そうですね。
東京は最後の花粉の猛威です。
目が開きません。
Posted by: 根岸冬生 | March 24, 2015 07:21
>根岸冬生さん
なにしろ桜の咲くのが五月の半ば以降ですから、いつ春になるのか、なったのか、過ぎたのか、わかりにくいんですよ。
目が開かぬほどの花粉とは……想像もつきません。
Posted by: 薄氷堂 | March 24, 2015 20:48
あたたた・・・
嫌のことを思い出させてくださいましたね。
大みそかから車を洗っていない。
私もこの週末あたりに・・・
Posted by: 三友亭主人 | March 25, 2015 21:58
>三友亭さん
こちらは大和国とは違って、もろに海水や潮風を浴びるわけですから、さすがに放ってはおけません。
といっても、前回の洗車は大晦日よりずっと前でしたけど……(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | March 25, 2015 23:04