Daily Oregraph: 冬の空
まだ散歩の時期ではない。一昨日はいつものコースを歩いたのだが、あちこち雪が残っていたりカチカチに凍っていたりで、とてもノンビリした気分にはなれず、ただ疲れるだけであった。
そこで遠くには行かず、裏の畑に来てみれば、見苦しい雑草はほとんど雪に埋もれ、実に気分がいい。春になれば土の手入れをせねばならぬから、いっそここだけは冬のままでもいいと思わぬでもないが、やはり花々の咲き乱れる景色は恋しいものだ。
『灯台へ』をやっと読了したが、もういっぺん読み返してみるつもりである。二度目はもっとおもしろく読めそうな気がするのだ。頭の悪い感想文を書くつもりはないが、読み通してみれば、ちょっとしんどいけれどけっして退屈な小説ではないことがわかるだろう。
……とノンキなことを書いていたら、一枚目の写真(10時12分)では日が射していたのに、いきなりバラバラ音がしはじめたので窓を開けてみたら、なんと吹雪(11時27分)ではないか。
……と書いたのもつかの間、それから五分後にはけろりと雪は止み、ふたたび日が射しはじめたと思ったら、すぐにまた雪である。
ははあ、女心と冬の空だな。午後からはきっとまた晴れるだろう。
Comments
予報を見れば今日あたりもそちらは雪模様・・・雪かき大変ですねえ・・・雪かきをして・・・その後は、ご褒美の熱燗ででも温まって下さい。
こちらは何度か、降るぞ降るぞって脅されて肩すかしの雨降りばかり・・・このまま春が来そうです。
Posted by: 三友亭主人 | February 11, 2015 08:04
そういえば、先日見た「幸福の黄色いハンカチ」はマツダのファミリアをフェリーに乗せ、釧路で下船して旅が始まっていました。あれは、昭和51年か52年の釧路の町並みです。
Posted by: 根岸冬生 | February 11, 2015 09:52
>三友亭さん
おかげさまでこの日は雪かきせずにすみました。日頃の精進のたまものですね。
関西の春、ほんとうにうらやましいです。金さえあれば、春と秋は関西で暮らしたいところですよ(夏は遠慮しときます)。
Posted by: 薄氷堂 | February 11, 2015 19:42
>根岸冬生さん
「幸福の黄色いハンカチ」といえば、たしか当時運航されていた東京・釧路間のフェリーが登場しましたね。なつかしいです。
あれから町並みはずいぶん変りましたよ。ぼくもジジイになりましたしね(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | February 11, 2015 19:46