Daily Oregraph: 活字ふたたび
昨年秋の京都滞在中は娯楽が読書しかなかったので、それなりに本を読んでいたけれど、こちらに戻ってからはもっぱらYouTubeで映画やドキュメンタリを見る日が続いていた。
昔はたまに映画館へ行ってしばし異界に身を置くと、気分がリセットされて猛烈に本が読みたくなったものだ。しかし自分の部屋で次から次へと動画を見ていると、リセットどころか、ずるずると深みにはまって抜けられなくなってしまう。
結局活字とはすっかりご無沙汰してしまい、本日やっと本を一冊だけ読み切った。それも古典文学などではなく、
相変わらず途方もないストーリーだが、さすがに読ませる。あらすじを説明するのは面倒くさいので、宣伝文句をお読みいただきたい(うまいことまとめるものだ)。ご存じ『シャイニング(The Shining)』の続編である。
『シャイニング』を読んでいなくとも楽しめないことはないけれど、やはり一読しておいたほうがいいだろう。ひとつだけ不満をいえば、悪の親玉には最後までもっとしぶとく踏んばって欲しかった(笑)。
さてこれからどうしよう。ディケンズの小説はうっちゃったままだし、もとのペースに戻るまでには案外時間がかかりそうだ。ちょっと悩んでいる。
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Comments
わたしの場合、「ペース」の問題ではなく、生活のサイクルの中に本を読むという時間がどうにも入り込めなくって・・・決して忙しい訳じゃあないんですが・・・
そのせいか本屋に行って、これ面白そうと思ってもなかなか手を伸ばすことが出来ません。
Posted by: 三友亭主人 | January 14, 2015 07:49
>三友亭さん
勉強をうっちゃっても本を読みたい時期というのがありましたよね。
時間があっても本を読まなくなる時期もまた人生にはあるようです。
アルコールのせいかなあ(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | January 14, 2015 13:32