Daily Oregraph: バラの実解剖失敗記
バラの実をふたつ用意して、内部を観察してみた。実のサイズに大小はあるが、写真のものは径約7ミリである。
カッターの刃を新品に取り替え、スパッと切ったつもりだったが……
みごと失敗! グチャグチャになってしまった。
すっかり固くなっているだろうと思いのほか、実はずいぶんソフトだったのである。おまけに左半分の下の種の一部が切れて、右へ移ってしまった。種は合計4個である。
もうひとつの実もうまく切れなかった。よほど鋭利な刃物が必要なようだ。それともナイフに熱湯でもかけておけばよかったのだろうか?
照明もまたむずかしい。レンズをうんと近づければ影ができるからだ(上の写真はトリミングずみ)。
工夫次第ではもっと鮮明に撮れると思うが、ぼくみたいな気の短い男にはとても向かない作業だと悟った。何事も奥が深いものである。桃栗三年バラ八年、いまさらそんなに時間をかけてはいられない。
でもこういう写真もおもしろそうだから、若いあなたがおやりになってみてはいかがだろうか……といって、失敗をごまかしておこう(笑)。
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Comments
なあに、解剖のプロじゃあないのだからしたかありませんよ。
それにしてもいつもながら薄氷堂さんの探究心にはほとほと感心させられますなあ(笑)。
でも、自分だって数十年前を振り返ってみれば、トンボは羽をどこまで短くしたら飛べなくなるかとか、ウシガエルは爆竹何本まで耐えられるかとか・・・さまざまな研究にいそしんだものですが・・・
Posted by: 三友亭主人 | January 06, 2015 08:38
>三友亭さん
外科用のメスが欲しくなりましたよ(笑)。
三友亭さんのおやりになった実験は、昔の男子ならたいてい経験ずみではないでしょうか。
でもいまそれをやっちゃいけませんよ。変質者扱いされることはまちがいなし(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | January 06, 2015 19:42