Daily Oregraph: 冬の絵日記
ひさしぶりに来た釧路駅。田舎にくすぶっている無名のジジイに会うために、わざわざ釧路までおいでになるという奇特なH氏を出迎えるためである。
事情通のH氏に母校の現状などをうかがいながら5時間ほどおつきあい。だんだん浮き世離れしつつある男にそんな話をしてくださるお方がいるというのも、まあなにかの縁であろう。
夜は一仕事。去年の六月から十二月にかけて撮った写真のファイルを整理して DVD に保存したのだが、恐ろしく手間がかかった。屑みたいな写真を保存してどうするのだ、と思わぬでもないが、1998年以来、屑中の屑(笑)以外のファイルはすべて手元に残してある。
しかしそれらの写真は数百年後にはファイルが読めなくなっているだろう。埴輪や三角縁神獣鏡には到底かなわないと思えば、悲しいやら情けないやら。
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Comments
>埴輪や三角縁神獣鏡には到底かなわない
こういった考古遺物の解釈にさまざまな手法が開発されてきた歴史を考えると、古く行かれてしまったファイルを読み取る技術が開発されないとも限りません・・・今から1000年後に「薄氷堂資料」として珍重されることもあながち無いともいえませんよ(笑)
Posted by: 三友亭主人 | January 27, 2015 07:42
>三友亭さん
う~む、そうすると天理参考館にぼくの写真のDVDが展示される可能性もゼロではないというわけですね(笑)。
そういえば DVD のディスクと三角縁神獣鏡はなんとなく似ているような気も……
Posted by: 薄氷堂 | January 27, 2015 09:49