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December 03, 2014

Kyotorogy 2014: 荒神橋から広小路へ

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 河原町通りに面する荒神口(2014年10月16日撮影)。14日のミニ同窓会で荒神口のことが話題になったので、12年ぶりにやってきたのである。

 「荒神口」という標識のすぐ裏手、車が2台駐車しているスペースには、かつて「しあんくれーる」という喫茶店があって、ぼくもたまに入ったけれど、とっくに建物ごと消えてしまった。『二十歳の原点』に登場するというので有名になったお店である。

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 荒神橋のたもとにあるリバーバンクという喫茶店も古くからあるお店だと思う。
 
 のんびりした景色からは想像しにくいが、1953年にはここで荒神橋事件といういたましい事件が起こり、京大生が多数重軽傷を負っている。事件の引き金となったのは本郷新作の「わだつみ像」である。

 京大の学生たちは(写真でいえば手前方向に向かって)荒神橋を渡り、当時河原町広小路にあった立命館大学へ向かおうとしていたところを警官隊にはばまれたのである。

 この事件やわだつみ像についての私見はさし控えておくが、そんなことがあったということは知っておいてもいいと思う。いまとなっては世の中変わりすぎて、まるでウソのような話のようだけれど、未来永劫同種の事件が起こらないとはかぎらないだろう。

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 荒神橋から見た鴨川上流。

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 荒神口から河原町通りを少し北上すると広小路通りが見えてくる。写真では道路の斜め向かい、中華料理屋の赤いオーニングの見える通りである。あそこには書店があったと記憶している。

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 河原町側から見た広小路。

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 現在は京都府立医大の関連施設が建っている。かつて狭苦しいキャンパスに陰気で煤けた建物が立ち並んでいたとは、とても想像がつかない。こうまで様変わりしてしまうと、なつかしいともなんとも感じないものだ。

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 すぐ近くにはここに立命館のあったことを示す石碑があるけれど、まあ、これは一種の墓石みたいなものであろう。

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 河原町通り(東)と寺町通り(西)の間を東西に結ぶ狭い通りが広小路で、こちらが寺町側の角。この建物は当時のままである。寺町通りの向かい側に京都御苑が見える。

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 仁丹マーク入りの住所表示も昔のまま。

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 寺町側から広小路を見て別れを告げる。たぶんこれが見納めになるだろう。

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 すぐ近くの清和院御門。やはり昔の姿をとどめているものは素直になつかしいと思う。

 体育の授業では、御苑内の芝生でソフトボールをしたことを思い出す。

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 すぐ近くに停まっていたタクシーの運転手さんがカメラマン役を務めていた。

 未来のある若人はいいねえ。日本は住みにくい国になりつつあるけど、どうかしぶとく生きてほしいものだ。

 もう先のないジジイは、このあと超マイナーな観光スポット(?)へと移動したのであった。

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Comments

>荒神橋事件

おかげさまで初めてこの事件のことを知りました。
薄氷堂さんが大学にいらっしゃった頃には、こんな事件がもっと身近なものだったんでしょうね。私らが大学の頃は・・・もうすっかりそんな気配は姿を消していました(我が母校の性格もあるのでしょうが・・・)。

少々次元が異なるものなのでしょうが、先日の京都大学の学生と公安とのあれこれも、ふと薄氷堂さんが学生でいらっしゃった時代を思い出させるものでした。無論、そんな時代には小学生であった私から見た・・・という限定つきですが・・・。

Posted by: 三友亭主人 | December 03, 2014 at 23:02

>三友亭さん

 1953年の事件ですから、もちろんぼくはその頃はまだかわいらしいお坊ちゃま(?)だったわけです。

 しかしこの種の事件の経緯を知れば、誰が誰に何をしたか、ということがよくわかりますから、現在でも将来においても、いったん事あれば、誰が誰に何をするであろうか予想がつきますね。

Posted by: 薄氷堂 | December 04, 2014 at 07:24

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