Daily Oregraph: 港町岸壁風寒し
ひさしぶりに港町岸壁へ立ち寄って車から出たとたん、冷たい西風が容赦なく吹きつけてきた。岸壁にはさかんに波しぶきが打ち上がっている。
これはいけない。手袋を用意してこなかったから、根性なしのぼくはただちに撤退を決意する。
土曜日に降った雨のおかげで雪はずいぶん消えたけれど、それだけにかえって寒々しい感じがしないでもない。
港町岸壁名物、漁師さんの野外応接セット。残念ながら、ゴミを燃やす大釜に火の気はなく、肩をすくめてさっさと車の中に逃げ込むしかなかった。
さてそろそろ年賀状にも手をつけねばならない。毎年のように、もう面倒な年賀状はやめにしようと思うのだが、ノルマに追われる郵便局のおにいさんに頼まれると、つい気の毒になって断れず、結局年賀ハガキを買うはめになるのだ。
おにいさんに罪はないが、ノルマを課する連中には腹が立つ。いやな世の中だ。いずこも冷たい風が吹くばかり。
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Comments
>ノルマを課する連中には腹が立つ。いやな世の中だ。
全く同感です。まあ、私の場合ノルマなんてものはあったのかなかったのかよく分からないまま仕事をやっているわけですが・・・
大和ではスーパやら何やらの入り口付近で郵便局の方と思われる人々が寒風吹きすさぶ中で年賀状を売っている姿をよく見かけます。私なんかその姿を見るたびにマッチ売りの少女を見ているような気分になってしまうのです。なんでそんな場所で売らなきゃならないのか・・・甚だ疑問園に思ってしまうのです。
Posted by: 三友亭主人 | December 22, 2014 23:11
>三友亭さん
年賀状も生存証明通知の役には立ちますから、ぼくもまるで無意味だとは思っていません。ただ面倒くさいだけなんですよ(笑)。
ノルマについては、新聞で批判されたことがありますから、現在では改善されたのかもしれません。
ともかく心理的に圧迫して、要りもしない年賀ハガキを自腹で買うようなことをさせちゃいけませんね。とてもいやな感じがします。
Posted by: 薄氷堂 | December 23, 2014 06:52