Daily Oregraph: コンパクトデジカメ週間 (3) RICOH CX6編
RICOH CX6 のスペックは基本的に CX2 と同じである。
背面液晶モニタのサイズも同じく3.0型だが、92万ドットから123万ドットへ変っている。
CX2 同様屋外でもなんとか見えるレベルだけれど、このモニタを小さくしてもいいから、内蔵液晶ビューファインダがあれば助かると思う。液晶モニタはコンパクトの泣きどころである。
さて昨日の反省を踏まえ、本日は一時間半ほど散歩して、のんびり写真を撮ることにした。
まずは例のバス停。時間がちがえば光線状態もちがうから、正確な比較はできないけれど、一見して色味の変ったことがわかる。クセがずいぶんおとなしくなっているのだ。
いつもならここから線路づたいに歩くのだが、今日は趣向を変えて、いったん米町の丘に上り、
そこからふたたび線路に降りて、知人(しりと)へ向かう。風がなくて暖かい絶好の散歩日和である。
いつもならこの先から知人の路地へ向かうのだが、今日はひさしぶりに浜へ降りてみた。
こういう写真を撮るときにはデジタル水準器がものをいう。水平垂直がびしりと決まるからありがたい。
空の色はやはり CX2 に似た独特の色調だが、一種のどぎつさのようなものは影をひそめている。2012年の7月に購入して以来、CX2 の出番が減り、もっぱらこちらを愛用したのもそのせいだろう。
だれもいない浜。昆布漁の漁船はずいぶん減って、たったの三隻しか残っていない。
大きな丸太が砂浜に打ち上げられていた。どうも南洋材らしい。
反対側に回って断面を見ると刻印が打ってある。やはり南洋材だ。オン・デッキ積みのものが落下して漂着したのだろうか?
こういうのに出くわすと、カメラなどどうでもよくなる。結構なことだ。素人の分際で色がどうのとはおこがましい。便利な道具としてありがたく利用すればいいではないか。
それにしても漁師さんの小屋はすっかり荒れ果てている。まったく使われていないらしい。
船はどうかとのぞいて見れば、船内にたまった水が凍りついている。ほかの2隻も同じで、とても使える状態ではない。みなさんご高齢になり、後継者がいないから、もう船は出さないのだろうか。
これは「ハイコントラスト白黒」というモードを使ってみた。オリンパスでいえばラフモノクロームに相当する。しかしあまりにもコントラストが強すぎて、なにがなんだかわからないから、レタッチソフトでちょっと明るくしてみた。このくらいでちょうどいいのではないだろうか。
船が出ていないのに昆布を干してあったのは、たぶん胴長を着用して採ったものであろう。
古くからある廃屋が異彩を放つ知人の路地。いつもならこの路地を抜けるのだが、今日は途中からそれて米町の丘へ上る。
臨港鉄道終点の貯炭場と南埠頭が見える。そういえば今朝は南埠頭で石炭の積荷があったはずだ。
望遠端 300ミリ相当で南埠頭を撮る。ぼくがのんびり散歩しているというのに、荷役中の神春丸ではスコップさんがお仕事中のはず。なんとなく申し訳ない気分になる。
もちろんサンニッパのようなわけにはいかず、色が少し濁って見えるけれど、コンパクトでこれだけ写れば十分だろう。旅のお供にはこれ一台あればまず間に合うと思う。
厳島神社の門松。一足早く謹賀新年とはめでたい。カメラのレポートとしてはともかく、気持のいい散歩ができてまずは満足である。
おまけは200ミリ望遠マクロで撮った裏庭の植物(名前はなんだかわからない)。寄ろうと思えばまだまだ寄れる。
なんでも一通りは撮れるし、CX2 よりもクセはないし、散歩用としては上等のカメラだと思う。来年はもっと活用しなくては。
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