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November 29, 2014

Kyotorogy 2014: 清水寺素通り (1)

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 2014年10月15日。ミニ同窓会の翌朝、上天気に誘われて、ぼくは清水寺の参道を上っていた。

 さすがは清水寺、朝の九時半からこの人出である。

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 修学旅行生の記念写真撮影。ああ、おれにもこんなはずかしい過去があったのだ(笑)。

 もちろん観光客でごった返すお寺ではなく、道をそれて子安塔へ向かう。

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 はてな、道を間違えたかな? 一瞬そう感じたのは、ぼくのイメージしていた塔とはあまりにもちがいすぎたからである。

 念のため確認したところ、2009年から改修工事が行われたのだという。この様子から見て、工事が完了したのは最近であろう。

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 こちらが2002年9月21日撮影の写真。まるで別物である。たまげたねえ。改修後の姿は老婆がいっぺんに若返ったようなものだ。

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 実はぼくの目的は五条通方面へ抜ける山道にあった。観光客はいないし、ここはまことに気持のいい散策路なのである。しかしこのコースを取ると、山を下ってからかなりの距離を歩く覚悟が必要だから念のため。

 このたび歩いていてどうもしっくりこなかったのは、写真の右手に見える緑の金網のせいではないかと思う。12年前にはなかったように思うのだ。

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 ご参考までに高台寺山国有林散策マップの一部を掲載しておく。「現在地」に至る淡い赤線はぼくが施したものである。

 時間と気力体力に恵まれた方は山頂まで登るのも一興であろう。

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 六條天皇陵・高倉天皇陵参道とあるので、ちょっと寄り道していくことにした。

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 なかなか趣のある道であったが、この少し先で大きな蜘蛛の巣が道をふさいでいた。並の大きさではない。道ばたに落ちていた大きな枯枝を拾って何度か巣を払い、やっと通れるようになった。

 つまりしばらくだれも訪れていなかったのだ。なんだか二人の天皇が気の毒になる。

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 清閑寺陵。二人とも薄幸の天皇であったが、陵はまことにすばらしい場所にある。

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 すぐ近くにある清閑寺も天皇陵同様このたび初めて目にした。どうしようかと迷いながら山門へ向かう。

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 歌乃中山という風変わりな山号にも興味を感じたけれど、拝観料はお一人百円から、勝手に賽銭箱に入れてお入りなさいというところが、へそ曲がりの男には気に入った。境内に人影の見あたらぬところもうれしい。

 次回へつづく。

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Comments

六條天皇陵・高倉天皇陵参道への道や御陵の風情・・・実にいいですね。こんな道、あんまり人には知られたくないような場所ですね。なかなかまいってもらえない天皇さんには申し訳ないけれど・・・

清水寺へは私もその山門前までは何度かいったことがあるんですが中に入ったことはないんですよね。なんか、そこまで行っただけで満足しちゃって・・・

Posted by: 三友亭主人 | November 30, 2014 11:06

>三友亭さん

> なかなかまいってもらえない天皇さん

 天皇とは名ばかりで、実権がなかったのだからやりきれませんよね。せめて色恋くらいは勝手にさせてくれればいいものを、ヤボな清盛にじゃまされるとは……同じ男としては同情を禁じえません。

 しかし墓所としては最高に贅沢なロケーションだと思います。

 清水寺にはなんのうらみもないんですけど(笑)、なにしろ観光客が多すぎます。人の波にもまれて見物するのはどうも気が進まないんですよ。

 その点清閑寺はひと味ちがいました。思わぬ拾いものをしたような気分です。

Posted by: 薄氷堂 | November 30, 2014 17:12

やはり清水は修学旅行の子供達で一杯だったようですね。
私が仕事で清水寺に行ったのは正しくこの『子安の塔』の修復工事に関係してのことだった訳でして。

ビックリしたのはあの大規模のお寺なのに、僧侶の方は5名ほどしか居られない事でした。
それで回っていくと言うことに何か違和感を感じまして…。

京都は寺本来の仕事をされているお寺と、そうではないお寺と二極化している様な感じですね。

薄氷堂さんがどちらの贔屓なのか記事を拝見していてよくわかります(笑)

Posted by: Nori | December 01, 2014 17:23

>Noriさん

 ひょっとしたらとは思っていたのですが、やはりあの塔のお仕事をされたのですね。

 2002年に見たときは傷みがひどく、いくら古いもの好きのぼくでも(笑)、「これ、放っておいても大丈夫なのかなあ?」と思いましたから、まずはめでたしです。

 たぶん見頃は半世紀後だろうか……などと勝手なことを考えています(確認不可能なのが残念)。

 もちろんほかに見物客がいたってかまわないんですけど、清水寺はいくらなんでも多すぎではないかと(笑)。

Posted by: 薄氷堂 | December 01, 2014 18:11

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