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November 22, 2014

Kyotorogy 2014: 今どきの学食

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 2014年10月9日、12年ぶりに立命の衣笠キャンパスへ。わざわざ出かけたのにはちゃんと目的があった。いわゆる学食で提供されるうどんの値段がこの40年でどれだけ変化したか……まじめな学術的調査である。マスコミの情報なんぞではわからぬ、きびしい現実が浮かび上がってくるかもしれない。

 昼時は混むだろうから13時になるのをみはからって調査員が到着すると、芝生にはたくさんの学生らしき姿が見えた。ところが近づいてみると、大学生ではなく、みな小中学生らしき年齢のこどもたちである。めいめい弁当を食ったり、魔法瓶から飲み物を飲んだりしている。こんなところまでピクニックに来ているのだろうか?

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 食堂のある存心館地下(通称「存地下」)へ向かうと、やはり小中学生がぞろぞろと建物に入っていく。「教科書販売」って、まさかなあ……(笑)。

 そういえば、キャンパス内にはかつて林立していた立看板も一切見あたらず、小中学校とたいして変わらぬ雰囲気である。大学も去勢されてお利口さんになってしまったのだろうか、などというのはジジイの世迷言だから、どうか無視していただきたい。

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 それでは値段をチェックしてみよう。カッコ内が40年前の値段である。名称が当時と異なるものは、同等のものと比較してある。当時は消費税がなく、現在の値段は税込みだから、そのまま比べられるわけだ。

  かけうどん    172円 (25円) ・・・・・ 6.88倍
  きつねうどん   216円 (40円) ・・・・・ 5.40倍
  かき揚げうどん  259円 (50円) ・・・・・ 5.18倍
  醤油ラーメン   345円 (50円) ・・・・・ 6.90倍(注)

 時の流れとともに値上げされるのはしかたのないことだし、街の食堂よりははるかに安いのだから、まあこんなものか。(注:ラーメンについてはちょっと記憶が曖昧。ただし50円~60円の範囲であったことはまちがいない。また当時のラーメンの麺は世にも奇妙なラーメンもどきだったから、単純比較はむずかしいかもしれない) 

 一見してわかるのは、ラーメンが圧倒的に割高であること。アベノフレーションが猛威をふるっている現在、余計なお世話だけれど(笑)、貧乏人はうどんを食え、といいたい。

 かけうどんが 6.88倍というのは、どうしても納得できない。かき揚げうどんの値上げ率を適用すれば、適正価格は約 130円である。諸事情を考慮しても 150円がいいところであろう。

 学生諸君のためにも、大学生協には再考を求めたいところである。

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 支払いシステムも一変していた。まずカテゴリー別に分れたカウンターで注文の品をトレイに受け取る。ライスを追加したいときは、このあと専門のカウンターに立ち寄ってから、

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レジを通過する際に支払いをすませてテーブルへ向かうわけだ。

 レジの女性は一瞬の内にすべての品を目視して合計金額を算出する。そのすばやいことといったら、いかに熟練の結果とはいえ、まさに神業である。

 なにしろ安いから、近所のおじさんおばさんや、ごらんのとおり小中学生まで、幅広い層の人々が利用している。

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 かき揚げうどん+ライス(Mサイズ)というのが、この日のぼくの昼食。合計 361円也で、腹一杯になった。年を考えれば 825キロカロリーはちと多すぎたかもしれない。

 昼食だからライスはなくてもよかったのだが、値段を知りたくて付け加えたのだ。学術調査とはつらいものである。

 40年前、ライスは丼一杯で 50円。S, M, L というサイズの別はなかったけれど、だいたいMサイズといっていい。してみれば値段は約 2倍だから、米は物価的には優等生のようだ。

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 13時20分になってもこの混雑ぶりである。最近落ち目の外食チェーンよりはずっと繁盛しているのではないだろうか。

 さて京都滞在中のある日、ぼくの夕食は食パンとベーコンエッグにドイツビールの小壜一本で、ざっと計算して合計約280円だったから、もちろん学食よりも安く上げることは可能である(ビールを我慢すれば 100円未満(笑))。

 しかしすぐ近くに大学があれば、平日は毎日のように学食を利用しただろう。孟母の教えにならっていえば、住むべきは大学の近所である。

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 昼飯、いや調査さえすめばもう用はない(笑)。さらば、ここへ来ることはもうないかもしれない。

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