Daily Oregraph: 働く男
デッキに立って港の風に吹かれるのは気分がいいものだ。きびきびと働く船員の姿を見るのも悪くない。すがすがしいのである。少なくともろくにわかりもしない本を顔をしかめながら読むよりはずっといい。
バラストタンクを計測中の彼が右手に持っているのは青いチョークである。水の境目が見やすいように青や赤のチョークを巻尺の裏側に塗るのはよくあることだが、こんな太いのにお目にかかったのは初めてだ。Made in Japan だそうな。
こちらはやや偶然芸術に接近していると思うが、いかが?
とまあ、われながら仕事をしに来ているんだか、ネタ探しをしているんだかわからないけれど、明日からは当分本業である小松菜農家に専念することになりそうだ。
働く男の姿はカッコいいんだから、だれか農作業中のぼくを撮ってはくれないだろうか? 薄謝進呈(笑)。
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Comments
>きびきびと働く船員の姿を見るのも悪くない。
確かにそうですよね。大事なのは「きびきび」。
わたしなんか「だらだら」とか「のそのそ」としか働きませんから、きっと見ている人のご機嫌を損ねていますよ。
Posted by: 三友亭主人 | July 01, 2014 06:35
>三友亭さん
船は危険の多い職場ですから、常に周囲に気を配り、慎重かつきびきびと行動する必要があります。
そのように本を読めたらいいんですけど、対象によっては、なかなかそうはいきませんよね。手探りしながら、ノロノロとしつこく(笑)先へ進むしかないこともしばしば……
Posted by: 薄氷堂 | July 01, 2014 08:28