Daily Oregraph: 裏庭画報 百花繚乱
二日ぶりに上天気になったので、鍬をかついで裏庭へ来てみたら……おお、いっぺんに花々が咲いているではないか。
百花繚乱とは中国風の誇張にしても、まさにそういいたくなるほどのにぎわいである。野暮無風流が売り物のおじさんの胸も自然とワクワクしてくるのであった。
まずはアズマイチゲ。イチゲの仲間では彼女が一番の器量よしではないかと思う。
キバナノアマナ。
いまや貴重なウラホロイチゲ。今年もたくさん花を咲かせてくれた。完全に根づいたのである。
エゾエンゴサク。個体によって濃淡さまざま、色合いも微妙に異なる。ちょっとエロティックに感じるのは、見る者の心が濁っているせいかもしれない(笑)。
一番遅く開花したニリンソウ。これだけがたった一輪。葉陰にツボミがいくつか見える。見頃はこれからだ。
明日にでも雑草を始末するつもりで、今日は畑の表面に鍬を入れたのだが、写真をそのあとに撮ったのは大失敗であった。風で花が揺れるところへもってきて、手がブルブル震えてピントが合わないのである(酒のせいではないぞ)。
やっとさわやかな季節が巡ってきたからには、もう少し活動的にならねば……
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Comments
私も今日は、庭先に勝手にのさばっている芝生を刈りそろえていて、両の毛がぶるぶると震えていて・・・
グラス持つその手もままならぬぐらい・・・
来週か再来週は町内会いっせいのどぶさらい。
腰を痛めるようなことがなければいいのですが。
Posted by: 三友亭主人 | May 05, 2014 07:28
>三友亭さん
グラスの中の氷がカラカラと音を立てたでしょう(笑)。
どぶさらいまでしなければならないとは、ご近所づきあいも大変ですね。しかし大都会では失われてしまった共同体精神が今なお残っているという解釈もできますか。
Posted by: 薄氷堂 | May 05, 2014 16:53