Daily Oregraph: 十勝絵日記 4月15日 (2)
豊似川河口付近。この川は野塚川よりもずっと河原が広く、とても写真一枚ではおさまらない。まずこれで半分ほどであろうか。
上流側。画面左にはだだっ広い河原が展開している。野塚川同様水が澄んでいる。
写真を撮ったのはこのレインボー大橋からだが、大橋というだけあってかなりの長さがあり、歩いて渡り切るのをあきらめたほどだ。
親柱にはちゃっかりサンタランドの宣伝が……
ご参考までに、今回ご紹介したふたつの川の位置を略図に示しておく。楽古川と紋別川もいずれ時間があったら記録しておきたい。
なお海岸線を走る道道は旭浜で終り、国道336線に戻ることになる。ついでだから旭浜という漁業集落の写真も掲載しておこう。
このへんの小さな漁港はどこも似たり寄ったりで、これといった特徴のない、実用一点張りの規格品のような港である。
ぼくが訪れたときは、とっくに仕事は終っていたらしく、人っ子ひとり見当たらず、あたりは眠ったように静かであった。
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Comments
こんな川好きですね・・・
清冽で・・・奈良ではないですね。
吉野あたりの川もこんな風情ではありません。
第一、吉野だったら川の背景には必ず山がありますからね。
Posted by: 三友亭主人 | April 16, 2014 21:14
>三友亭さん
北海道の住人の目から見ても、この辺の景色は驚きですよ。とにかく日本離れしています。
本居宣長先生がご覧になったら、たぶん腰を抜かし(笑)、例の大和心の歌も内容が変ったかもしれませんね。
Posted by: 薄氷堂 | April 16, 2014 22:15
こんにちは!
おそらく、水源は日高山脈だと思うのですが、
あまりにも広大ですね。
本州のいわゆる「一級河川」レベルではないですか。
それがgoogle地図に出ないというのはいかなることか!
釧路と十勝の大きさ、広さは「県」レベルではない、
それを今回、痛感しました。
日本離れしている感じ、でしょうか。
Posted by: 只野乙山 | April 16, 2014 23:31
>只野乙山さん
北海道は道央を除けば、まるで異国ですね。日本語(それも標準語にきわめて近い)がなぜ通用しているのかふしぎなくらいです(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | April 17, 2014 09:27
ご無沙汰してました。
北海道の広~~い平野をたまに走りたくなりますね。
もちろん、runではなくdriveですが。
根が騎馬民族なものですから
じっとしているとストレスが溜まってソワソワしてきます。
Posted by: 根岸冬生 | April 17, 2014 14:06
北海道の川はコンクリートで護岸工事をしていないところが多く、原野の川の趣を残していて良い感じですよね。
スコッチの故郷スコットランドもこんな感じの川が多いらしくて、写真を拝見して彼の地を連想してしまいました。
そして写真の道も何処までも真っ直ぐだし、漁港の写真も「北海道の風景だなぁ」と…。
いずれも早春の空気が良く伝わって来ますね。
Posted by: Nori | April 18, 2014 10:01
>根岸冬生さん
こちらこそご無沙汰しております。最近なにをするにもおっくうになりまして、どうにも困ったものです。
たしかに北海道はドライブに最適ですね。人はもちろん車も少ない田舎を走るのは爽快そのものです。いつか道内一周を実現させたいと願っているのですが……
Posted by: 薄氷堂 | April 18, 2014 22:49
>Noriさん
コンクリート護岸のない河川や消波ブロックのない砂浜は値千金、いまや世界遺産ですよね。北海道でもこういう景色はだんだん見られなくなってきました。
スコットランドとはどういうところかわかりませんが、ひょっとしたら北海道に似たところがあるのかもしれませんね。写真の河原でスコッチを一杯やるのもオツなものかと。
問題は……だれが貧乏くじを引いて運転するかです(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | April 18, 2014 23:04