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March 31, 2014

Daily Oregraph: 希望なき春

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 予報どおり雪。昼過ぎまで降るらしいから、ぼくも昼前には雪かきをしなければいけない。三月も終りだというのに。

 写真を見ればたいした積雪ではないようだが、わが家ではこの倍は積もるから、それなりに汗をかくことになるだろう。

 明日からの消費税増税を前に、小売業界では空を見上げてやきもきしているのではないか。この程度の雪ですんだのはなによりだと思う。

 来年は消費税10%とやら。不況の長期化は避けられず、もう二度と浮かび上がることはないだろう。まことに愚かなことであるが、この国ではどこの政党も大多数の利益を代表していないのだからしかたがない。

 文句もいわずひたすら少数の利益に奉仕しようという、いじらしいほどの奴隷精神が蔓延しているのは、結局愚民政策の勝利ということだろう。

 こんな情けない世の中では、酒量を減らせというのが無理な話であって、ぼくがスコッチとバーボンをいつもの倍以上買い込んだのは内緒である(笑)。

 『嵐が丘』は残り72頁。なんとか終りそうな見通しのついたことだけが、せめてもの慰めか。

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Comments

>来年は消費税10%とやら・・・

前の政権の際に。おきて破りで自民党から抜けて財務大臣になられた方のお話では、20パーセントも避けられないとのことですからね・・・
給料やら年金やらがそれを越えてアップしてくれれば文句はないのですが・・・これがまた下がる一方で・・・

Posted by: 三友亭主人 | April 01, 2014 21:12

>三友亭さん

 景気回復をさかんに宣伝していますが、大多数の人にはその実感がないどころか可処分所得が確実に低下しているわけだから、結局格差が拡大しているだけの話ですね。

 どうしてなんとかミクスなどとといううさんくさい造語にころりとだまされるのだろうと考えていたら、先日新聞を読んでヒントを得ましたよ。

 例の白カブ市長について、ある大阪市民が「あの人はなにかやってくれそうな気がする」と評価しているわけです。

 もちろんその方の判断力は笑ってもいいんですけど、気持までは笑えない。とにかくやりきれない気分だから、ウソでもいいから空に大きな風船を浮かべてほしいのです。同じホラなら大きい方がよろしい。

 なんとかミクスもその風船のひとつ。わあ、なんだか知らないけど気分が浮き浮きする、というのも道理。風船ですからね。

 ホラもその程度ですめばいいけれど、いずれ八紘一宇、一億火の玉などという寝言の風船があがりゃしないか、気の弱いぼくは今からハラハラしています。

 まあ、こちとらどうせ先が知れてるから、毎日酔っ払っていればいいんですけどね。

Posted by: 薄氷堂 | April 02, 2014 10:20

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