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October 02, 2013

Daily Oregraph: 十月の浜

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 最近散歩をしていないので、煙草を買いに出たついでに浜へ下りてみると、ちょうど石炭列車が通過した。知人の貯炭場からの戻り列車だから、貨車の中は空である。

 写真左上、丘の上に見える建物は旧弥生中学校の校舎。この海岸は浸食されて砂浜がほとんど消滅し、無粋な消波ブロックだらけになってしまったけれど、それを除けば、景色は昔と変わらない。

 生ぬるく湿った風は台風が運んできたものだろう。大嫌いなブロックに腰を下ろし、しばらくその風に吹かれてぼんやりしていた。しかし天気は悪いし、景色は味気ないし、これではせっかく散歩に出た意味がない。

 せめて明るい色彩の花でも咲いていればよかったのだが……

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これじゃ救いようがない。気分転換もなにも、本を開こうという気力がすっかり失せてしまった。

 十月の浜はつまらない。

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Comments

タバコを買いに行ったついでに浜に降りて行けるだけでもいいじゃあないですか。
私なんか海を見ようとすれば、電車に1時間半は乗らなきゃあならない・・・

古いお寺やら神社やら・・・時間をかけずに見に行ける裏返しですけどね・・・どっちもすぐ身に行けたら一番いいのですが・・・

Posted by: 三友亭主人 | October 02, 2013 at 23:11

この間、ゲティスバーグの演説を翻訳する機会がありまして
翻訳はできれば忠実な訳が望ましいのだろうが
美しい日本語を求めると
異なる言語は意訳にならざるを得ないのを実感しました。

Posted by: 根岸冬生 | October 03, 2013 at 12:07

>根岸冬生さん

 お仕事とはいえ、翻訳とはまた大変ですね。

 たしかに横のものを縦にするんですから、数学みたいに a+b=b+a とはいきませんよね。

 労多くして報われず、会社の仕事ならやむをえませんが、君子翻訳に近寄らず、かな。

 またお体をこわさないように。

Posted by: 薄氷堂 | October 03, 2013 at 18:07

大きな港を造ると周囲の砂浜が浸食されると言うことはまま有るようですね。
私の住んでいる近くの海岸も、大きな港を整備してから玉砂利の美しい浜が無くなってしまいました。

華やかなもののない秋の風景も、それはそれでまた一興ではないかと。
写真にあります浜と貨物列車の風景とか、私にすれば非常に印象的な風景なんですけどね。

Posted by: Nori | October 04, 2013 at 08:33

>三友亭さん

 浜まで歩いて十分とかかりません。嵐のあとなどは、ごうごうという潮騒が部屋にいても聞こえるんですよ。

 もちろん奈良のような古寺や古社はありませんが、神社仏閣もすぐ近く、まあ、住環境としては悪くないかもしれませんね。

Posted by: 薄氷堂 | October 04, 2013 at 08:44

>Noriさん

 そういえばちょっとレトロな感じのする景色かもしれませんね。

 このあたりの海岸は、かつて一面の砂浜でした。途中岩場もありますが、干潮のときは波打ち際を歩いて港まで行けたんですけど、いまはそれもできません。

 日本中の海岸が消波ブロックだらけになるのは悲しいことです。

Posted by: 薄氷堂 | October 04, 2013 at 08:49

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