Daily Oregraph: 橋を渡って
本日は純然たる絵日記。
8月31日17時30分。歩いて幣舞橋を渡るのはひさしぶりである。
ぼくは小雨ぱらつく中わざわざ橋を渡って散歩するほど風流人ではないから、目的はお察しいただけることと思う。
漁港区が混んでいるからこちらに繫留しているだろうか。近づいて確認してみたら、サンマやサケ、そしてマダラ漁の漁船であった。
クシロの雨傘。念願の(笑)赤い傘を発見したので、すばやくカメラを取り出してシャッターを切ったまではいいけれど、みごとなピンぼけである。修行が足りぬ。
この日の目的はこれ。六月のクラス会では会えなかったT君が帰省したので、ひさびさに一杯やったのである。
お互いもうジイさんだから、ガツガツ食うようなみっともないまねはせず(実は食えないのである)、野菜なんぞを焼きながら、きわめてお上品に飲む。ぼくはビール一杯と芋焼酎のロックをたったの五杯。ジェントルマンの見本である。
近況報告や高校時代の思い出など、腹の底から笑ったり、ちょいとマジメな話もしたり、めったにない愉快な時間を過ごせたのはT君のおかげである。ありがとう。田舎に引っこんだジジイとしては、現役バリバリで世界を駆け回るT君の健康と一層の活躍を祈らずにはいられない。
まことにお上品に飲んだせいか、今朝は宿酔の二歩手前。一日おとなしくしているとしようか。
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Comments
いやあ・・・釧路の町は都会ですなあ・・・
我が桜井は「市」とはいうものの、こういうふうにはいきません。これでも1700年前はこの国の首都だった街ですが・・・今となっては・・・
それにしても、焼き網の下の炭火は風情がありますなあ。最近はテレビで見る高級な旅館でもないと見られない・・・
Posted by: 三友亭主人 | September 02, 2013 20:13
>三友亭さん
まあ、釧路は道東一の都会ですから、ひととおりのことは間に合います。夏は涼しいし、雪は少ないし、なかなかいい町です。ぼくなんかは将来の日本の首都候補に挙げているんですけど(笑)。
気温が低いものですから、この日は炭火がうれしかったですよ。おつきあいしますから、三友亭さんもぜひいらっしゃいませ。万葉集のご講義もうかがいたいし。
Posted by: 薄氷堂 | September 02, 2013 21:58
こんにちは!
なぬっ、16℃ですとっ! それは上着が必要ですよ。
最も暑い時でも20℃くらい、そこはイギリスか?
ソーセージとか野菜の網焼きはいいですね。
おっ、茄子はそのまんま焼いてますね。
黒焦げにして、剥いて食べるんですか?
いやあおいしそうですねえ。
Posted by: 只野乙山 | September 03, 2013 11:39
炭で焼く野菜やウインナーを肴に飲むというのは、とても良い感じですよね。
そして久しぶりに会う友人と飲むというのは良いものですよね。
私もこの間10年ぶりに友人と会ってついつい飲み過ぎてしまいました。利害関係のない友人と飲むのはとても気持ちいいもので、薄氷堂さんが飲み過ぎたというお話しはとてもよく判ります。
ちなみに私の友人とは函館出身で札幌在住の男です。
Posted by: Nori | September 03, 2013 12:54
>只野乙山さん
> そこはイギリスか?
おや、釧路の異名が「日本のロンドン」だということをご存じありませんでしたか?
霧のロンドン・ブリッジ、霧の幣舞橋、どちらも有名なんですけど。
なおナスビは黒焦げにはせず、皮ごと食べましたが、うまかったですよ。
Posted by: 薄氷堂 | September 03, 2013 17:49
>Noriさん
> 利害関係のない友人と飲むのはとても気持ちいい
ほんとうですね。仕事がらみの酒はどうしても気をつかいますから。
それに友人同士の場合、えらいさんも無職のオヤジ(ぼくのこと(笑))も対等に口をきけるところがうれしいですね。
Posted by: 薄氷堂 | September 03, 2013 17:54
16℃
真冬の沖縄の気温です。
ああ、何と涼しげな。
Posted by: 根岸冬生 | September 04, 2013 13:38
>根岸冬生さん
沖縄は真冬でも16度ですか? やっぱり行くなら冬ですね。
こちらは涼しいのはいんですけど、夏は湿気の多いのが玉にきずかなあ。秋はさわやかだからおすすめなんですけどね。
Posted by: 薄氷堂 | September 04, 2013 21:58