Daily Oregraph: 裏庭画報 エゾノコンギク
エゾノコンギクが咲きはじめた。まだツボミが多いので、見ごろはこれから。
エゾノコンギクはエゾ「野紺」ギク、つまり野紺菊の北海道版である。ところがぼくは最初のうちなぜかエゾ「残ん」ギクだと思い込んでいた。たぶん「残菊」からの連想だろうが、実際このキクの花期は10月までだから、まんざらデタラメでもないと思う。
この花を見ると、ああ、秋だなあとしみじみ思うのだが、それにしては今の時期いつも蚊が多くて閉口する。白カブを収穫するわずかの間にも、プ~ンといやな羽音を立てて襲撃してくるのだ。
そういえば二日前も顔を蚊に食われて色男がだいなしになってしまったし、人間スランプに陥るととことんついていないものらしい。
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Comments
綺麗な花ですよね。
薄紫の花びらがとても綺麗です。
これが裏庭に自生しているとは、なかなかに良い景色ですね。
ちなみにこの季節の蚊は産卵に追い込みをかけないといけないので、とまった瞬間に食らいつく習性があるようです。
その昔『あはれ蚊』といって無理に叩いたりはしなかったようですが、『暴れ蚊』の間違いじゃないかと思う位ですよね。
余談ですが『禍福は糾える縄の如し』と言いますから、これは何か良い事が起きる予兆かも知れませんよ。
Posted by: Nori | September 07, 2013 20:53
>Noriさん
> この季節の蚊は産卵に追い込みをかけないといけないので、とまった瞬間に食らいつく習性がある
なるほど、そうでしたか。たしかに「あ、止まったな」と気づいてすぐに振り払っても、すでに刺されていますからね。その憎らしさといったら、「あはれ蚊」なんて上等なものじゃありませんよ。
ほんとうにいいことがあってくれるといいんですけどねえ。まあ、蚊に刺されたくらいの禍にみあう福とは、せいぜい道ばたで十円玉を拾うくらいのものでしょう(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | September 08, 2013 08:09
どうやら、私の血には危険を感じるらしく、ここ数年・・・いや、10数年は蚊に刺されたことがありません。血中のアルコール濃度が高すぎるゆえでしょうか・・・
>この花を見ると、ああ、秋だなあとしみじみ思う
本当に秋ですね。大和はこれからも何日かたまらなく暑い日があることでしょうが、空の色は紛れもなく秋の色。木陰に佇む折、どこからか吹いてくる風もやはり「風の音にぞ・・・」の風情。
やっと、あちらこちらに出かけて行こうって気になってきました・・・
Posted by: 三友亭主人 | September 08, 2013 08:28
>三友亭さん
う~む、虫の好かぬ人というのはほんとうにいるんですねえ(笑)。まあ、蚊になんぞ好かれないほうがいいですけど。
こちらはうっとうしい日が多くていやになります。早く秋らしいさわやかな天気になってくれればいいんですがねえ。
Posted by: 薄氷堂 | September 08, 2013 13:32