Daily Oregraph: 裏庭画報 ムカゴイラクサ
おや、これは? りっぱなムカゴイラクサではないか。裏庭で見るのははじめてである。去年すぐ近くにあるユスラウメの枝を半分以上も伐ったため、ひょっとしたら植物の勢力範囲が変わったのかもしれない。
変化はこれだけではない。去年はヤマモミジの木を伐採し、ずいぶん草取りもしたせいだろうか、いままで目立たなかった植物が勢いを示している。ツメクサ、カタバミ、オニユリもそうだが、そのほかにも名も知らぬ花の数がずいぶん増えたように思う。
特定の植物を排除したり、木の枝を払って日当たりが変わったりすると、植物の版図(?)もめまぐるしく変化するらしい。しかし土あるかぎり、たとえ種類は変わっても、植物が繁栄しつづけるというのは驚きである。地上から人間がきれいさっぱり姿を消しても、植物はしぶとく生き残るのだろう。
ところでこのムカゴイラクサ、『牧野 新日本植物図鑑』によれば、山中の樹下にはえる多年生草本だそうである。う~む、「山中の樹下」ねえ……(笑)
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Comments
あが屋の裏庭はただ今ヤブカラシが絶好調。
おかげで他の雑草はついぞ目に入らず・・・
このままほおっておくべきか・・・ヤブカラシと闘うべきか・・・悩みどころです。
Posted by: 三友亭主人 | August 28, 2013 23:09
>三友亭さん
ヤブガラシについて牧野先生の図鑑を調べてみたら、
(別名の)ビンボウカズラはこの植物が他の植物の上に繁って山林を枯らし、そのために家が貧乏になるという意味である。
「家が貧乏になる」のはちとまずいのではないでしょうか(笑)。断然闘うべきです。
Posted by: 薄氷堂 | August 29, 2013 21:54