Daily Oregraph: 裏庭画報 キツリフネ
裏庭の物置の陰に咲いていたキツリフネ。いつの間にか季節が進行し、手前にはもう種のサヤがぶら下がっている。
畑のサヤエンドウは虫害によりほぼ全滅したので、いまの時期はどうかと迷ったけれど、枯れた茎を全部引っこ抜いて種をまき直した。第三次小松菜もかなり虫に食われていたため、まだ若かったがすべて収穫。
太ったミミズがたくさんはい出てきたり、得体の知れぬ微小な虫が無数にうごめいているのは土の健康のためにはいいことなのだろう。しかし草取りをしていると寄ってくる蚊や、産卵のためか毎日やってくるモンシロチョウなどはちょっと困った存在である。
結局昆虫はミニ自然公園にはかかせない存在ではあるが、野菜づくりにとっては大敵だと悟った。うまくバランスを取るのは実にむずかしいものである。面倒だから畑はやめにして、いっそもとの原野に戻したほうがいいかもしれないな。
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Comments
自然との共生ってやつですね。
一方的に「人工」をそこに実現しようとするならば、気を遣わなくってすむけれど、そこに自然を介在させようとすると・・・
面倒くさいですね。ですから我が家の狭い狭い裏にはは、ほったらかしです。
Posted by: 三友亭主人 | August 25, 2013 08:55
>三友亭さん
「共生」と口でいうのは簡単ですけどねえ。むずかしいものです。
好ましいことではないけれど、大量の食糧を安定生産するためには農薬の散布も必要なのだと思いますよ。
ぼくみたいな超零細農家は虫食いの菜っ葉を食べていればいいんですけど……
Posted by: 薄氷堂 | August 25, 2013 19:57
初めての書き込みで失礼致します。
実は以前から他の方のブログを通じてお邪魔致しておりまして、生来の臆病者なのでなかなかコメントを差し上げる事が出来ませんでした。
実は私の家の庭にもクチナシと山椒の木を植えているのですが、夏の時期にはアゲハチョウ達のエサ場となっている始末で、丸坊主にされて枯れていく事もしばしばです。
近所の畑では無農薬栽培の方達と一般農家の方達との間で小競り合いが絶えません。
ウチの場合は駆除しようとしたら家族から「可哀想」といわれるので、黙って植え替えを繰り返します・・・
Posted by: Nori | August 27, 2013 15:15
>Noriさん
いらっしゃいませ。どうかお気軽に。
山椒の木を植えておいでとはうらやましいですね。ぼくの好物なんですよ。特に佃煮が大好き。あれを口にしたら、文字通りしびれますよね(笑)。
さて無農薬・有機栽培というのはたしかに理想ですけれど、これだけ人間様の数が増えすぎてしまうと、安価な野菜を大量に安定供給することも必要だと思います。
それに実際虫食いの野菜は売れないわけですから、農薬を絶対悪ときめつけるわけにもいかないのでしょう。
安全性やコスト、見た目の問題をクリアできるうまい方法が開発されるといいですね。
Posted by: 薄氷堂 | August 27, 2013 20:08