Daily Oregraph: 鉛筆補助軸
何年も前にこしらえた自作の鉛筆補助軸である。ネタがないから、とうとうこんなものまで登場することになった。
さてこの補助軸だが、文房具店や百円ショップではいろいろのものが売られている。しかしどれもひどく使い心地が悪い。まず軸が太すぎる。次に手触りが安っぽすぎる。
そこでぼくは鉛筆自体を軸にしてはどうだろうかと考えた。苦労したのはちびた鉛筆を挿入するパイプであった。ぴったりサイズのものがなかなか見あたらないのである。
やっと適当なパイプをみつけてできたのが写真の試作品。ずばり結論を申し上げると、(たぶん)史上最高の使い心地である。とにかく手になじむ。おれは天才じゃないかと思ったくらい(笑)。
もちろん特許を取るほどのものではないから、みなさまもお作りになってみてはいかがだろうか。改良点は木ネジ。頭の平たいネジのほうがよろしい。ひょっとしたら売れるんじゃないかと思うよ。
さらにこの試作品にはもうひとつ売り物がある。
軸に採用した鉛筆の刻印を見るとわかるが、(いまは無き)チェコスロバキア製の ARTIST というレア物なのである。
この補助軸は去年一年間活躍してくれたから、ちょっと汚れている。最近出番がないのは……もちろん勉強していないせいだ。
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Comments
私の鉛筆などもう何年働いていないか・・・
おかげで、私はこのような補助軸の発明の機会に恵まれませんでした。
Posted by: 三友亭主人 | July 17, 2013 05:46
>三友亭さん
仕事ならシャープペンシルにかぎりますが、家でノートを取るんなら、昔ながらの鉛筆のほうがいいですよ。(万葉集の研究なら筆と墨がいいかも(笑))
最近はキーボード・オンリーなので、せっかくの試作品も……
Posted by: 薄氷堂 | July 17, 2013 11:27