Daily Oregraph: 裏庭画報 クロユリのつぼみ
いつのまにかクロユリのつぼみが成長していた。去年より数が増えているようだ。
今年の畑はこんなぐあい。ちらほら落ちているのはサクラの花びらである。去年ほど熱心に草取りをしていないぶん雑草がはびこりはじめた。
手前から、白カブ、小松菜、小松菜。これらは5月31日に種をまいたもの。一番奥は本日まいたサヤエンドウ。
あと二つや三つは畝(方墳?)を作るだけの余裕はあるのだが、面倒くさいから、どうしようか迷っている。
さて『嵐が丘』の注は今日で一通り終わったけれど、明日からは最後の仕上げをするために、もう一度全体を通読する作業に取りかかる。こんなに手間のかかる仕事をもう二度とするつもりはないから、せめて念入りに仕上げようというわけだ。
この小説で読者泣かせなのが、爺さんのしゃべる方言である。イギリス人でさえ注釈なしには理解困難というしろものだから、ほんとうに泣きたくなってくる。たとえば baht が about ではなく without を意味するとは、ちょっと思い浮かばないだろうと思う(結局は without や outside を語源とする about に由来するのだろうとは推測できるが)。
そんなところまで穿鑿していたらいくら時間があっても先へ進まないし、小説を読んでいるんだか、因数分解の練習(笑)をしているんだかわからなくなるけれど、案外それがおもしろいのである。
度数が高ければ高いほど酔っ払うところはアルコールと同じだし、障害があればあるほど燃えるところは恋愛と同じ?
The comments to this entry are closed.
Comments
おやまあ・・・クロユリの季節と相成りましたか・・・
それもそうですね、こちらも大神神社のササユリが間もなく盛りを迎える季節・・・
ということで、「ユリ」つながりで思い出す光景が一つ。郷里にいたころ、学校帰りの身との横の山の斜面に咲いていた山百合の白さ・・・今も咲いているのかな?
Posted by: 三友亭主人 | June 03, 2013 22:55
>三友亭さん
クロユリもそうですが、放っておいても、少し離れた場所に新しく顔を出すことがあります。案外タフなものですよ。
ササユリは写真を拝見しましたが、実物はまだ。いつか見たいものです。
学校帰り、山の斜面、白百合とくれば、女性が登場しなくちゃねえ。行間を読め、とはこのこと?
Posted by: 薄氷堂 | June 04, 2013 10:03