Daily Oregraph: 週末絵日記
6月15日。ひさしぶりに特急スーパーおおぞらに乗る。数十年ぶりに高校のクラス会に出席するため、札幌経由で登別温泉へ行ったのである。
ずいぶん印象の変わった人もいれば、あまり昔と変わらぬ人もいる。歳月のみかけに及ぼす影響には個人差があるけれど、みなさん声や話しぶりにはたいして変化はなかった。先生もお元気でなによりであった。
ところで、クラスの男性のうち釧路に残っているのは、ぼくを含めてたったの二人。釧路にかぎらず、せっかく地方で育てた人材をせっせと中央に供給し、結局は格差を拡大再生産するというのはなんとも情けない話である。
たくさん写真を撮ったけれど、もちろんここに公開すべきものではない。しかし一枚も掲載しないというのは愛想がないから、プライバシー問題がなさそうなのを……
念のためサイズを少し小さめにしておいた。16日朝、散歩のついでに立ち寄った天然足湯。ここは温泉と川の水とが入りまじってちょうど適温という、なかなか気持のいい場所であった。
なんとなくおわかりいただけると思うが、いまどきの爺さん婆さん(失礼)は若くて元気である。
登別から札幌に戻ったら、ちょうど(たしか北海道神宮の)お祭りの行列が練り歩いていた。絵日記の材料としては上等だが、写真の出来はよろしくない(笑)。
札幌に一泊し、本日(17日)は午前中ちょっとだけ小樽の町を歩いてきたので、明日にでも写真を何枚かお目にかけたいと思う。
The comments to this entry are closed.
Comments
登別は二度ほど足を運んだことがあります。
温泉街らしい街ですよね。あまり好きな物言いではありませんが、「昭和」って感じで・・・子供の頃から頭の中に築き上げて来ていた、温泉街・・・登別に行ったときにそう感じました。
そう多くはない温泉街経験の中であれに匹敵するのは・・・子どもの頃親子で行った宮城の鳴子か・・・新婚旅行で行った雲仙か・・・
それでも最後に登別に行ったのはもう10数年前・・・少しは変わっているのでしょうね。
Posted by: 三友亭主人 | June 18, 2013 22:15
>三友亭さん
ぼくは登別には初めて行ったんですよ。ですから十年前との比較はできないけれど、たぶん大きくは変わっていないんじゃないかという気がします。
温泉街そのものは、その他大勢の温泉とさほどちがいはないのでしょうが、写真の足湯など、自然を満喫できる散歩道は魅力だと思います。
おかげさまで、たっぷり温泉につかってきました。昔の仲間とも酒を酌みかわせたし、生きていればいいこともあるものですね。
Posted by: 薄氷堂 | June 18, 2013 23:10