Daily Oregraph: バラストを測る
なにごともバランス感覚が大切である。先日は燃料タンクの油量計測をご紹介したので、今日は海水バラストタンクの計測シーン。
これはドラフト・サーベイには欠かせない作業だが、船体の安定を保つためにも、バラストの量は常に把握しておく必要があるから、日常的におこなわれる仕事でもある。
足元にある白い容器には、水に触れると赤く発色するペーストが入っている。これを巻尺に塗って、色の変わった境目を読むのである。その数値をもとにタンク・テーブルから水の容積を求め、それに海水比重を乗ずるとトン数が出る。
単純な作業だけれど、タンクの数が多いから、案外時間がかかる。いまの季節は楽だが、真冬には体がこごえそうになるのである。
……てなわけで、むりやり今日のネタを確保したのだが、明日からはどないしましょ?
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