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April 28, 2013

Daily Oregraph: 裏庭画報 ウラホロイチゲ開花

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 ここしばらく仕事があったりして植物とはごぶさたしていたので、コンパクト・デジカメをぶら下げ、ひさしぶりに裏庭へ行ってみると……おお、早くもウラホロイチゲがいくつも咲いているではないか。

 あいにくの曇り空だし、気温も低く、花は開ききっていないけれど、四月中に開花するとはあっぱれである。この花はたいへん貴重な種類だから、わが裏庭の目玉商品といってよい。

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 こちらはご存じエゾエンゴサク。ごらんのとおり、裏庭のこの斜面はちょっとした自然公園だから、むやみに再開発するわけにはいかないのである。

 『嵐が丘』の脚注づくりは、途中で方針を変更して、(シャーロット・ブロンテの手が入った第二版によると思われる)電子テキストを、(エミリ・ブロンテの原稿に近いと思われる初版にもとづく)ペンギン・ブックス版のテキストに全文書き改める作業を追加したので、恐ろしくマニアックな仕事になってしまった。

 初版と第二版のテキストにはずいぶんちがいがある。まず句読点の位置があちこちでちがうし、コンマがセミコロンだったりその逆だったりするし、段落の長短も異なれば、方言の表記にもかなりの相違がある。

 さらにぼくの入手したヴァージニア大学提供の電子テキストは、校正を経ているためかなり出来はいいけれど、完全には信頼できないことがわかった。まだ第4章までしか片づけていないのだが、すでに明らかな誤りをいくつか発見した。一例を挙げれば、floor が door になっている誤りなどは、文の意味が通らないから困る。

 コンマひとつのちがいも見逃さぬよう、一字一句なめるように活字を追うのは、正直いってかなりしんどい。しまいに目がしょぼしょぼしてくるから、ブログなどを書こうという気
が失せてしまうのである。

  しかし完成すれば、電子テキストとしてはかなり信頼度の高いものになると思う。もちろん……一文にもならないけど(笑)。

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Comments

薄氷堂さまの暮らしは、何となく僕の理想を感じさせますね。
脳味噌を知的に磨き上げ
開拓と農場づくり(かなり大袈裟か)

疲れたら、ケーキ。
疲れたら、オチャケ。

時々、港のお仕事。

う~~~~ん。素敵。

Posted by: 根岸冬生 | April 28, 2013 at 22:21

>ヴァージニア大学提供の電子テキスト

私もこれは重宝させてもらっています。もっとも、万葉集をはじめとした日本の古典文学ばっかりですが・・・

それにしても

>コンマひとつのちがいも見逃さぬよう

とは・・・恐れ入ります。

私などは感じの一つや二つを見落とすのはご存知の通り茶飯事で・・・

Posted by: 三友亭主人 | April 29, 2013 at 07:44

>根岸冬生さん

 いえいえ、とてもそんな立派なものではございません。

 ボーッとしていたらたちまち認知症になりそうで、恐怖におびえながらボチボチやっているだけなんですよ。

 ケーキは……脳には甘いものが効くらしいので(笑)

Posted by: 薄氷堂 | April 29, 2013 at 10:31

>三友亭さん

 大学の権威を盲信してはいけませんね。事実、今朝ほんの少しだけ読んだ中にも、

 shopping→正 slapping
 will →正 till
 new →正 now

というまちがいがありました。まあ、たいていは読者のほうで気づくから、そう罪はないんですけど、中には「???」と迷わせるものもありえます。

 電子テキスト一般の抱える大きな問題だと思いますね。やはり不審に思ったら紙の本にあたる必要がありそうです。

Posted by: 薄氷堂 | April 29, 2013 at 10:38

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