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February 20, 2013

Daily Oregraph: 札幌半日散歩-橋の向こう編

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 2013年2月15日。一条大橋を渡って左折、南一条通を西へ。ただいま10時39分。11時51分発の特急に間に合えばいいのだから、時間はたっぷりある。のんびり歩くことにするので、一杯やりながら気楽におつきあいいただければと思う。

 道路の滑り止め用砂袋ボックス。釧路の砂箱は黄色だが札幌はオレンジ色である。砂袋はずっとしゃれたデザインだし、箱も袋を取り出しやすい高さである。これは負けたな、とどうでもいいことを考える(笑)。

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 北海道神宮頓宮。仮のお宮にしては立派な造りである。鳥居を見た以上は素通りできないから、ちょっとだけ寄ってみよう。

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 鳥居をくぐってすぐ左手の狛犬。頭に角が生えているのはおもしろい。この角から雷神を連想し、背後に見える「落雪注意」をうっかり「落雷注意」と読んでしまう(ほんとの話)。

 「へえ、落雷注意か、めずらしいなあ」と思いこみ、帰り際にハッと気づいたのである。ちょっと考えてみればわかるけれど、そんなバカな話があるわけはない(笑)。最近こういうまちがいをすることが多くなった。

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 右側の狛犬には角がない。角の有無にはなにか意味があるのだろう。雌雄の別を示すのかもしれないが、わからないことは狛犬の専門家にお任せしておこう。

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 テレビ塔が見えたので、お上りさんの作法にしたがってシャッターを切る。アリバイ写真の役にも立ちそうだ。

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 二条市場。おもしろそうだから、ちょっと寄ってみることにしよう。

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 ひとつ上の写真に見える角を曲がると、いかにも裏通り派向きの景色である。菊水に失望した分だけ期待が高まる。

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 新二条市場入口。中をのぞいて見る価値はありそうだ。

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 シャッターの降りている店が多かったので中までは入らなかったが、伝統的なスタイルの市場である。昔は釧路にもこういう場所があったように記憶している。

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 すぐ近くには釧路の駅裏に似た小路もあるし、実にいい雰囲気である。

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 この一帯は再訪に値すると記憶にとどめておこう。「古美術」の看板を出す骨董屋も何軒かあり、雪のない季節にうろついてみるのもおもしろそうだ。

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 そういえば狸小路にはしばらくごぶさたしている。ちょっと寄ってみよう。

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 リニューアルしたのだろうか、記憶の中の狸小路とはずいぶんちがっていた。札幌にはこれまで仕事で何度か来ているが、ここには立ち寄る機会がなかったからなあ。

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 この写真はおまけ(笑)。こっそり煙草をふかすおねえさんの気持はよくわかるけど、やはりちょっとまずいかな。

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 時刻は11時13分。そろそろ駅へ向かわねばならない。札幌はいつでも来られそうでいて、
一泊しなければちょっとしんどいし、案外その機会はないものだ。次はいつになることか。

 まあ、ぼくの散歩なんてこんなものであります。ご退屈さま。

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Comments

さすが北海道の狛犬さんですね。
逞しいこと逞しいこと・・・この足の太さは尋常じゃあありませんね。まるでばん馬のような・・・

そうそう、二条市場には苦い思い出が一つ。確か二回目の北海道。いよいよ奈良に帰ろうとする日、二条市場に北海道の海産物を買い求めに・・・

とあるお店でこれとそれとあれをと品定めをし、その店から送ってもらうことに・・・

翌日我が家に届いた品物は、確かに同じ種類のものなのですが、私の選んだそれではなく・・・

やっぱり、箱に入れるのは自分でしなくっちゃ・・・と、学んだ一件でした。

Posted by: 三友亭主人 | February 20, 2013 23:00

>三友亭さん

> この足の太さは尋常じゃあありませんね。

 ほんとですね。ぼくも見た瞬間それに気づきました。もしメスだとしたら、ちょっと気の毒。

 二条市場での買い物の件は、お店の方がたまたまミスをしたのだろうとは思いますが、そういうことがあると印象が悪くなってしまいますよね。

Posted by: 薄氷堂 | February 21, 2013 08:27

こんにちは!
札幌と言っても広いですね。もう二十数年前のこと、
札幌に行ったことがあるのですが、覚えているのは
円山公園、時計台、すすきのラーメン横丁くらいです。

菊水、狸小路……本当、札幌はそこで何日か逗留して、
のんびり廻るのがよかったかなと、今では思っています。
道路が広いのに驚きましたが、表通りばかりで、
裏通りは歩いてみなかったのが残念です。

Posted by: 只野乙山 | February 22, 2013 12:03

>只野乙山さん

 札幌の裏通りについてはあまり知識がないんですけど、この町は全体として整いすぎているような感じを受けますね。だからぼくみたいな劣等生にはどうも落ち着かないんですよ(笑)。

 もっとも今回は時間が足りなくて、薄野のあたりを歩けませんでしたので、次の機会にはヘンな写真系の散歩をしたいと思っています。

 雪景色もいいんですけど、歩きにくくてかわないので、やはり秋かなあ。

Posted by: 薄氷堂 | February 22, 2013 20:04

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