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January 17, 2013

Daily Oregraph: 特集 氷中接岸作業(南埠頭)

 今朝は南埠頭石炭ローダーで、石炭専用船江和丸の接岸作業を取材した。弱小メディアだって、その気になればマジメな特集を組めることを証明しようというわけだが、結果はよろしくご判断いただきたい(笑)。

 現場に到着したのは06:45分ころ。気象台のデータによれば、今朝の最低気温は-15.8度(05:52)だから、まずまずの寒さというところだろうか。

 すでに綱取りボートは待機しており、まもなくタグボートも到着した。

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 06:47 ひさしぶりに見るタグボート末広丸。江和丸のバウスラスタが不調なのでオーダーしたらしい。

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 06:50 待機中の綱取りボート。日の出直後である。水面から気嵐(けあらし)が立っているため遠くが霞んでおり、日本製紙の煙突は煙しか見えない。

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 06:55 本船が港内に入ってきた。

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 07:00 いよいよ接岸作業の開始である。胸が震えているのは期待からか、それとも寒さからか?

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 07:04 もっとも寒い思いをしているのは、雨が降っても風が吹いても常にへ先に立つ一等航海士であろう。

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 07:06 まずはオモテ(船首)のロープを取る。

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 07:08 同上。

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 07:13 つづいてトモ(船尾)のロープ。

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 07:17 同上。

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 07:19 トモのロープは取り終わったが、このまま船体を岸壁に押しつけても定位置には着けられない。

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 07:22 大量の氷が立ちふさがっているからである。

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 07:34 そこで前進・後進を何度か繰り返し、スクリューによる水流で氷を押し流す。

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 07:35 ごらんのとおり、氷が分散して水面がかなり見えてきた。

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 07:38 かくしてやっと荷役可能な位置に収まることができた。氷さえなければ、なんということもない作業なのだが。

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 07:40 それにしてもこの氷。さらに成長して厚くなれば、接岸はますます困難になるだろう。

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 07:44 陸上から歩み板を渡し、荷役準備作業に取りかかる態勢が整った。

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 07:45 みなさんお疲れさま。情報をご提供くださったスコップさんはこれから一仕事だが、部外者のぼくはおじゃまにならぬようこれにて失礼する……といえばもっともらしいけれど、実をいえば寒いのである。たかが-15度ほどとはいえ、長時間外にいると、指先がこごえてシャッターを切るのもままならない。

 ひさしぶりの現場はやはり気持がいい。知人からも声をかけられた。

 -あなた、いまお仕事は?

 -いえ、なにも。

 まさかジャーナリストに転身しましたとはいえないし、ましてや19世紀の本を読んでいますなどとはいえないよなあ(笑)。

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Comments

いやあやっとこさ、ジャーナリストの任を果たしましたな。寒い中お疲れさんです。
それにしても迫力がありますね。氷を切り裂く音が聞こえてきそうだ。

Posted by: 三友亭主人 | January 17, 2013 at 19:43

>三友亭さん

 実は一度きちんと記録しておきたかったんですよ。写真は全部で111枚撮影し、そのうち50枚残しました。

 手袋は厚手のものだとシャッターを切れないから、ごく薄いものをはめ、いや冷たいのなんの。帰宅後もしばらくはかじかんでいました。

Posted by: 薄氷堂 | January 17, 2013 at 20:26

わぁ!カッコいい!!
男の仕事って感じですねぇ。
舳先に立つ一等航海士はまさに「主役」といったところでしょうか?
実際には作業中は全員が主役なのでしょうね。

しかぁし!
寒さに弱いワタクシは、見ているだけで風邪を引くかお腹が痛くなりそうです。

Posted by: りら | January 18, 2013 at 01:40

寒かったですね。
北の風が冷たくて、寒いより痛い感じでした。
接岸中の氷のない時に喫水を読んでおいて正解でした。
熱燗でいたわってください。(笑)

Posted by: スコップ | January 18, 2013 at 16:31

>りらさん

 もちろん客船もいいんですけど、貨物船を見ていると、いかにも「船」という感じがしますでしょう。ぼくは頑固な貨物船ファンなんですよ。

> 男の仕事って感じですねぇ。

 ロシア船では昔から女性乗組員をよくみかけましたが、最近では日本船でもだんだん女性が活躍するようになりました。

 でもまだ女性の数は少ないし、男の職場というイメージは拭えませんね。

Posted by: 薄氷堂 | January 18, 2013 at 18:15

>スコップさん

 どうもお疲れさまでした。長く外にいると、ほんとに寒さが身に沁みますよね。

 いくら薄くても手袋をはめてカメラを操作するのはむずかしいものです。うっかりヘンなボタンを押してしまったり、シャッターボタンがなかなか降りなかったり……

 ひさしぶりに接岸作業に立ち会いましたが、なにもせずに見物するのがあんなに楽だとは……(笑) 働いているみなさまには申し訳ありませんが。

Posted by: 薄氷堂 | January 18, 2013 at 18:21

>最低気温は-15.8度

フィルムだったら割れてしまいそうな寒さですね。
しかし、幅寄せしてきて
イヤイヤをするようにスクリューを前後させて
氷を流し飛ばして寄せてくるなんて
なんともアナログで人間味のある動き。
一度、見てみたいものです。

Posted by: 根岸冬生 | January 19, 2013 at 11:17

>根岸冬生さん

 -15度程度でしたらフィルムは無事だと思いますが、長時間外にいてカメラが冷え切ってしまうと、電気回りの動作が不調になる恐れはありますね。ですから、カメラは懐に入れたり出したりしながら使っています。

 ずいぶん以前ですが、MF一眼レフの露出計用電池が寒さでダウンするという経験をしました。そこは機械式カメラのありがたさで、露出を自分で決めてシャッターは切れましたけど、ビックリしましたよ。

> 一度、見てみたいものです。

 防寒着と覚悟さえあればOKですよ。

Posted by: 薄氷堂 | January 19, 2013 at 14:15

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