Daily Oregraph: 落葉の町 帯広
今年はじめて帯広へ行ってきた。あいにく自由になる時間が限られていたため、ほとんど写真は撮れなかったが、街路樹の紅葉が実にみごとであった。
まだ明るい緑の残る葉や黄色い葉はもちろん、ときどき目をみはるほど鮮やかな真紅のものがある。作りものでもあそこまで紅くはできまいと思ったほどだ。気候のせいか樹種のせいかはわからない。
運転手の悲しさでシャッターを切ることができなかったのは残念である。帯広市内が紅葉見物の穴場とは知らなかった。
市内の道路はどこも落葉だらけである。風が強かったから、どこもかしこも落葉が宙を舞っている。あちこちで掃き集める人をみかけたけれど、とても成果があるとは思われない。
雪の多い帯広は落葉の積もる町でもあると、妙に感心して帰ってきたのであった。とにかく一見の価値はあるので、あまりよその町を宣伝したくはないが(笑)、ぜひ。
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Comments
いやあ、これだけ落ち葉があったんじゃ、その清掃作業も大変だなあと町の方の苦労がしのばれてしまいます。
私が学生時代を過ごした街も落ち葉の町で・・・しかもそれが銀杏だったせいで、落ち葉とともにその実が落ちて発酵して、臭いのなんの・・・
Posted by: 三友亭主人 | November 05, 2012 05:57
帯広って都会なんですねぇ。
でも、紅葉見物ができる・・・そういうところが北海道だなぁ!と思いました。
引き続き、落ち葉掃きで頭が痛いです。
Posted by: りら | November 05, 2012 14:14
>三友亭さん
ほんとに落葉舞う町でしたよ。
風が強かったから、掃き集めるなんてとても無理な話なのに、あちこちでホウキとチリトリを持った人が……
ムダと知りながらノートを取るわが身がだぶって見えました(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | November 05, 2012 23:01
>りらさん
帯広は国内有数の大農業地帯の中心にある消費都市ですから、人口こそ釧路市より少ないけれど、公平に見て、町はずっと立派です。
> 引き続き、落ち葉掃きで頭が痛いです。
アメリカはアメリカで、ご近所の目があるから、芝生の手入れや落葉の始末がたいへんだろうとお察しいたします。
Posted by: 薄氷堂 | November 05, 2012 23:05