Daily Oregraph: 春採湖畔 エゾトリカブトの種
当紙は上品だから週刊誌の暴露記事のごときものは掲載しないけれど、人間にはなんでも中身を知りたいという好奇心があることは否定できない。当然エゾトリカブトの実を見たいという方もおいでだろうと思う。
そこでご要望(笑)にお応えして、記者は春採湖畔へ赴いたのであった。トリカブトは有毒だが、本人に悪気があるわけじゃなし、偏見を抱かずに観察してみよう。
そこでひとつだけもいでみた。見たところはヤブマメのサヤとさほど変わらない。豆が出てきたらビックリなのだが……
おや、予想よりも多く種が入っている。サヤの中にはまだいくつか残っているようだから、約10個。縁にギザギザのある風変わりな種である。
まだ完熟していないので、もう少し待ってからあらためて観察してみたい。きっと種には変化が現れるはずだ。あなただって見たいでしょう?
おや、昨日も登場していただいたお二人ではないか。気の合う友人同士らしい。仲よきことは美しき哉 実篤、だね。
毎日のように湖畔を歩いていると、このようにだんだん顔なじみが増えてくる。向こうでもきっと同じことを思っているにちがいない。あら、またあのカメラを持ったじいさんよ、とね。
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Comments
>あら、またあのカメラを持ったじいさんよ
私もまたそんなふうに行ってもらえるよう、鋭意精進したいと思います(笑)。
Posted by: 三友亭主人 | October 07, 2012 08:50
>三友亭さん
もし目立ちたくないのであれば、いかにもカメラバッグという立派なものは避けて、ぼくみたいに、ごくふつうの肩掛けカバンにカメラを入れて歩くのも一法ですよ。よほどでかいレンズでないかぎり、一眼レフでもすっぽり入ります。
冴えない安物のカバンが最適です。だれもカメラが入っているとは思いませんからね。これぞ忍法の極意(笑)。
ただしカバンの内部にはクッションか、プチプチシートなどを貼りつけて、カメラにショックを与えないようにしたほうがいいです。
まあ、面倒くさいから、天気のいい日にはむき出しで持ち歩くことのほうが多いですけど。
Posted by: 薄氷堂 | October 07, 2012 22:13