Daily Oregraph: 川北町ちょっとだけ
すっかり風もおさまって、散歩にはピッタリの日になった。
ふと気が向いて、ほんの三十分ほど川北町界隈を歩いてきた。この辺はめったに来ないので、地理不案内である。
ここは特になにがあるというような場所ではなく、一歩裏通りへ入ると、ごくふつうの住宅街である。実際にはわりと新しい住宅やアパート(いわゆるマンション)が多いのだから、ぼくのヘンな写真を見て誤解されぬようお願いしたい。
しかしアッと驚くようなものは見あたらないから、ごくふつうのものを撮るしかないわけで、
ふつうの場所にふつうの秋をみつけるのもまたオツなものだ(と思いたい(笑))。
とはいえこれではさすがに地味すぎるような気もするから、なにかないかと探したら、
とある酒屋さんのウィンドウに、こんなしゃれたものが飾られていた。
ずいぶん前から置かれたままらしいけれど、そこがまたいい。バラ戦争の生き残りがはるばる日本に落ちのびてきたような感じがする。たぶんシベリア経由であろう。
このあたり、次回はもう少し時間をかけて歩いてみよう。ひょっとしたらおもしろいものに出くわさないともかぎらないだろうから。
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Comments
いつもながら、薄氷堂さんの記者魂(笑)には感服頻り・・・
それにしても、Haigですか・・・う~ん、最近はブラックニッカしか飲んでいない私には憧れだな・・・
Posted by: 三友亭主人 | October 22, 2012 22:09
>三友亭さん
自分の住む町を旅人の眼で見ると口でいうのは簡単でも、実際にはなかなかむずかしいですよね。
> それにしても、Haigですか・・・
ヘイグはずいぶん以前飲んだことがあるような気もしますけど……もうとっくに味を忘れました(笑)。
最近安ウィスキー専門ですから、この方面は乙山さんにお任せしたほうがよさそうです。
Posted by: 薄氷堂 | October 22, 2012 23:01