Daily Oregraph: 春採湖畔 エゾトリカブトふたたび
気持のいい秋晴れ。今日も多くの市民が春採湖畔を散歩していた。
本日の目的はエゾトリカブトの種を観察すること。よく調べてみると、先日姿を消していたものは、やはり茎の途中から折られていた。
たぶんだれかが持ち去ったのだろう(栽培するつもりかな?)。そういえば、コウライテンナンショウの果実もそっくり持ち去られていた。
自然公園内では、生態系にダメージを与えないためにも観察は現場で、また来年の再生に影響を与えない程度にとどめておいてほしいものだ。
これは幸い別の場所でみつかったエゾトリカブト。先日のものよりやや小ぶりである。
ベンチの上に置いたコンビニのレシート裏にサヤを開けてみた。やはり小型なだけに種の個数も少ない。
うんと近づいて撮ったものをさらにトリミングしたのがこちら。マツカサのような鱗片に覆われている。
これで正体がわかったから一安心。ふたたび無毒な日常に復帰したのであった。
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Comments
>だれかが持ち去ったのだろう
何のためにトリカブトなんかを・・・ちょいと想像すると怖いですよね。
Posted by: 三友亭主人 | October 14, 2012 22:32
>三友亭さん
まさかサラダに入れるつもりじゃないでしょう(笑)。
トリカブトの花は美しいですから、観賞用に育てる人がいてもふしぎではないと思います。
なおコウライテンナンショウの実も有毒なんです。みなさん毒がお好きなようで。
Posted by: 薄氷堂 | October 14, 2012 23:01
こんにちは。
トリカブトの仲間は猛毒だと聞いておりますが、
「だれかが持ち去ったのだろう」
というのはちょっと気になるところ。
手で触っても大丈夫なんでしょうね?
まあ、大丈夫だから記事になっているわけでしょうけど……
たぶん、毒性があるけれどそれと知らずに
触っている植物が、
わりとあるんじゃないかと思うんです。
Posted by: 只野乙山 | October 15, 2012 09:44
>只野乙山さん
ウルシのようにさわったらかぶれるようなものじゃありませんから、心配ご無用です。
トリカブトは全草有毒で、花粉にまで毒がありますので、なめたりしないほうが(笑)身のためでしょう。でも致死量というものがありますから、なめたくらいで死ぬことはないと思います。
ところで乙山さんのブログで拝見したコエド・ビールについて、ぼくも2009年に記事を書いていました(探すのに一苦労しましたよ)。
http://hakuhyodo.txt-nifty.com/smokingroom/2009/06/daily-oregrap-2.html
Posted by: 薄氷堂 | October 15, 2012 18:53