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September 01, 2012

Daily Oregraph: 九月を迎えて

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 とうとう九月。そろそろ反省の時期を迎えたわけだが、思えば当初の計画とは大ちがいの八ヶ月であった。

 あちこち遊びに行くはずだったのに、釧路管内の外へ出たのはたったの一度、それも浦幌町どまりだから、実際はほとんど家の回りをウロウロしていたにすぎない。日課にしている春採湖畔の散歩がなければ、まるで引きこもりである。

 結局のところ、生活のリズムができあがってしまったせいなのだろう。日がたつにつれて、ますますリズムを乱すのがいやになる。小説を読めば刺激は十分得られるから、退屈はまったく感じない。わざわざ人の集まるところへ行こうという気もなくなるし、ましてやサークルなんぞに入って窮屈な人づきあいをする気にはとてもなれない。習慣とはげに恐ろしきものなるかな。

 ふらりと旅に出ればさぞ愉快だろうとは思うのだが、だんだんそれもおっくうになってきた。しかしそれではいけない。人間やはり変化も必要である。そのうち下鴨のみたらし団子でも食いにいくとしようか(笑)。

 本日の読書。われらがレベッカ嬢の境遇に一大変化が起ころうとしている。彼女は大ばくちを打ったのだが、さて吉と出るか凶と出るか、いよいよこの小説も佳境に入る……とはいえ、まだ残りは700頁近くもある。ああ、いつになったらみたらし団子は口に入るのだろうか?

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Comments

この夏は私もあんまりどこにも行かずじまいで・・・
京都の博物館に一回、大阪に仕事で一回・・・情けない限りで最近は関西を出ることもまれになり・・・

これも愚息たちが高い授業料の大学を卒業する来年までと我慢しつつ・・・

遠い旅の空に心をあこがれさせている毎日です。

Posted by: 三友亭主人 | September 02, 2012 at 20:19

>三友亭さん

 奈良から京都だと目と鼻の先ですが、用事でもなければめったに行くこともないんでしょうね。

 旅行はきらいじゃないんですけど、準備がめんどうなんですよ。

 二三日の出張ならともかく、どうせ自費で遊びに行くからには、もっと日数をかけてあちこち歩きたい。そのためにはどこで何泊と計画を立てて、宿の手配もしなくてはいけない。荷物は少なくしたいが、着替えも必要だし……ああ、めんどうくさい(笑)。

 道内なら車で走りますけど、関西までドライブする根性はもうありませんしねえ。

Posted by: 薄氷堂 | September 02, 2012 at 22:33

こんにちは!
どこかに出かけようと思っても結局出かけずじまいになってしまう、
というのは乙山も同様で、お盆の連休もどこにも行かなかったのです。
まあ例の臥薪嘗胆というものもあったわけですが、
外出は食料品の調達だけというまるで隠者のような
暮らしぶりであります。

仰るように、読書とか音楽、映画があれば、
本当に外出しなくてもそれなりに楽しく過ごせますね。
後は運動不足にならないようにだけ気をつければ、
あっそうか、裏庭の作業がありましたよね!
それで汗をかくほどになるのだから、大丈夫ですね。

Posted by: 只野乙山 | September 03, 2012 at 09:14

>只野乙山さん

 臥薪嘗胆というのは、薪の上にねそべって、レバーを肴に一杯やることだと思いますが、ちがいましたか?

 ほんとうに読書をしていると、ヘタな観光旅行よりはずっと退屈を感じませんよね。運動のほうは、毎日少しずつ歩くよう心がけていますので、まずは模範的なマジメ生活ではないかと思っています。

 しかし旅行先で感じる、「ああ、ここはおれのいるべき場所じゃないんだ」という奇妙な不安もまた捨てがたいものですね。あの落ち着きのなさがまたいいんです。

 やはり旅に出なくちゃなあと思いつつ、夢のように時間が過ぎていきます。

Posted by: 薄氷堂 | September 03, 2012 at 21:09

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