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September 23, 2012

Daily Oregraph: 温根内 ゴキヅルの実

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 原野が褐色に色づきはじめた。見るべき花は激減したけれど、気温はほどよく、空気も爽やかで、歩くにはいい季節である。

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 なあに、花は枯れたって、ひょうきんもののゴキヅルの実さえあれば、けっして無駄足にはならない。こいつは何度見ても見あきないのである。

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 毎年一度はこうして写真を撮る。一区切りついたといおうか、ああ、また一年生きのびた(笑)という気分になるのである。

 もちろんこちらがどんな気分になろうとゴキヅルの知ったことではなく、百年たっても千年たっても、秋になれば実はあいかわらず風に吹かれてぶら下がっているにちがいない。

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Comments

ドビュッシーのアラベスクが似合いそうな風景ですねえ。iPod片手に散歩してみたいな・・・老後はやはりそっちですな…

Posted by: 佐々木@東京 | September 23, 2012 at 23:47

すごい名前ですね。
器っぽく見えるんで、漢字で書くと「御器蔓」でしょうか。
うちにいる虫の語源も「御器かぶり」らしいので、仲間といえば仲間かも。

Posted by: 中川@やたナビ | September 24, 2012 at 15:01

一番上の写真・・・この広さがいいよな。
あまり広くもない盆地の大和にいるとこんな景色が妙に恋しくなって・・・おまけに今年の職場からの風景と言ったら・・・

私の郷里の宮城は北海道程の広さはないまでもそこそこの広さの平野・・・初めて妻を連れて行ったとき、その何処までも続く稲田に見とれていたものでしたが・・・

ああ、どこか広い所・・・ほろい所・・・行きたいなあ。

Posted by: 三友亭主人 | September 24, 2012 at 20:30

>佐々木@東京さん

 原野と空と雲だけ。なにも余計なものがないところがいいんですよね。

> 老後はやはりそっちですな…

 そういうお方がもっと増えてくれるといいのですが。

Posted by: 薄氷堂 | September 24, 2012 at 21:33

>中川@やたナビさん

 おっしゃるとおり、名前で損をしていますが、実物はかわいらしいものです。

 牧野先生の図鑑によれば「合器蔓」です。同書には「本州、四国、九州を含む東亜の暖、熱帯(琉球に欠ける)の水辺にはえる一年生のつる草」とありますから、なぜ寒冷地の釧路湿原にあるのか、ちょっとした謎ですね。

Posted by: 薄氷堂 | September 24, 2012 at 21:39

>三友亭さん

 これはどうみても日本国の風景じゃありませんよね。

 釧路湿原を味わうならここが最適だとぼくは思います。展望台から一望するだけでは、なるほど変わった景色だね、で終わりですから、わりとつまらないものです。

 いつでもご案内しますから、ぜひ。

Posted by: 薄氷堂 | September 24, 2012 at 21:46

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