Daily Oregraph: 春採湖畔 クサノオウの種
釧路は秋になってから気温が高くなったけれど、今日は涼しかった。植物界もだんだん勢いが衰え、確実に秋の深まりを感じさせる。
今日は予定どおりクサノオウの種を観察した。
サヤをひとつもいだら赤味を帯びた黄褐色の液がにじんできた。これがクサノオウ(草の黄)の名の由来であるという説もある(定説ではないらしい)。
黄色い液の毒成分はケリドニュームというアルカロイドであるが、漢方では全草をかわかしたものを白屈菜といい、胃がんの薬に使われたことがあるが、鎮静作用だけで治療の効果はない。 (東京堂出版 『増補 植物の事典』)
サヤを開けるときに種のほとんどは転がり落ちてしまい、一粒だけ残ったのが右下の枠内。
まだ残っていた裏庭の白カブと小松菜を、虫食いの被害が拡大せぬうちにと思ってすべて収穫した。空いたスペースにまた種を播いたのだが、種の袋はまだ空にならない。すでに十分モトは取れたが、年内にもう一度播くことになるだろうか。
夕焼けの色が鮮やかだったので、部屋の蛍光灯を消して、窓ガラス越しにパチリ。予報では明日は晴れである。
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