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August 31, 2012

Daily Oregraph: ヴィニエットの話

Kabu
が肥え、ドジョウ鍋のうまい季節になった。

 最近ドジョウの人気が急速に衰える一方、大阪産のカブが日本の野菜界に革命をもたらすのだといって、三流週刊誌などではえらい評判である(当社のような一流紙では取り上げないけれど……)。

 カブの相場でひともうけをたくらむ山師が大勢現れ、主婦やお年寄りに投資を勧誘する悪質な業者も暗躍していると聞く。

 しかし栽培歴わずか一年ながら、カブに詳しい釧路市の薄氷堂さんは、「葉っぱだけ見れば立派でも、さっぱり中身のないものができることもあります。素人がカブに手を出しちゃいけません」と警告を発している。

  ……とまあ、へたくそな絵を描いたのだが、お手本はこちら。

Vfair_cxi

 このように章の頭(終わりのこともある)を飾る挿絵など(絵とはかぎらない)をヴィニエット(vignette)という。上の例などは本文の内容を暗示するものである。なかなか味があって、趣向としては上々だと思う。絵がうまければね(笑)。

 まずいヴィニエットを描いたところで八月が終わる。本日の最高気温は26.8度(@16:53)であった。

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Comments

文才だけではなく絵心もあったとは知りませんでした。
この暖かさのおかげで我が家の赤カブ(ハツカダイコン)が豊作になりました。
ただ辛みが強いので、あまり評判がよろしくありません。
薄氷堂さんの白カブは甘いカブができているといいですね。

Posted by: K | August 31, 2012 at 23:01

>Kさん

 いや、とんでもないヘボな絵をお目にかけてしまい、まことに申し訳ありません。

 赤カブ豊作とはおめでとうございます。辛みが強いのも味のうちではありませんか。

 わが家のは先日かじってみたら、辛くはありませんでしたが、ほぼ大根とかわらない味がしました。カブは葉っぱがうまいから、本体のほうはあまり気にしておりません。

Posted by: 薄氷堂 | August 31, 2012 at 23:36

いやあ・・・これからは薄氷堂画伯とお呼びしなければならなくなっちゃいましたね(笑)。

それにしても大阪のカブには困ったものです。紅いカブでも白いカブでも、はたまた黒いカブでも気にはなりませんし、甘いカブも辛いカブもそれなりには好きですが・・・毒カブだけはいただけませんなあ・・・葉っぱの方にも株には珍しくチクチクととげもあるし・・・

Posted by: 三友亭主人 | September 01, 2012 at 10:54

大阪のカブは謙虚でないですね。
いろいろな食材を巻き込んで
自分はメインディッシュにはならないくせに
一番うまいぞと吼えている感じ。
そのうち泥鰌までぶち込んだら
どんな料理になるのやら。

Posted by: 根岸冬生 | September 01, 2012 at 16:38

>三友亭さん

 なんと、毒カブですか? 三友亭さんもお口が悪いですねえ。ぼくなんか遠慮して口を慎んでいるというのに(笑)。

 まあ、今のぼくは、相手がドジョウだろうとカブだろうと、くだらないやつには頭を下げずにすむ立場にあるから、幸せといえば幸せなんですけど。あ、いっちゃった(笑)

Posted by: 薄氷堂 | September 01, 2012 at 22:03

>根岸冬生さん

 カブ頭氏は、ご自分のわからないことには価値がないと思いこんでいるから始末に負えません。素養もないくせに文化芸術に口を出すから恥をかくんです。

 たとえ入れ墨していたって、遠山の金さんのほうが百倍マシだと思うのはぼくだけでしょうか(笑)。

Posted by: 薄氷堂 | September 01, 2012 at 22:28

こんにちは。
ヴィニエットといえば、むかし縁あって
中世の写本の挿絵を見たことがあります。

キリスト教修道院で、僧たちが写字室(?)または
図書館で手製の写本を作るわけですね。
翻訳者と挿絵画家が分業していたのか、
それとも翻訳しながら絵も描いたのか、

よくわかりませんが、映画『薔薇の名前』でも
図書館で写本に携わる場面が出てきましたね。
とにかく、その挿絵が見事ですし、ヴィニエットの
装飾も惚れ惚れするようなもので、このたび
記事を拝見してそれを思い出しました。

Posted by: 只野乙山 | September 02, 2012 at 08:58

>只野乙山さん

 中世の写本は図版でしか見たことがありませんけれど、よくまああれほど凝りに凝ったものを作るものだと感心させられます。

 筆記体でサラサラというのならわかりますけど、あれは一文字ずつゆっくりていねいに書いていくんですから、気の遠くなるような作業ですよね。ふつうの精神状態じゃないように思います。

 どうなんでしょうね、やはり絵と文字とは分業かもしれませんね。両方こなせるような人材がそうたくさんいるとは思えませんし。

 酔っ払いにはしょせん無理かと……(笑)

Posted by: 薄氷堂 | September 02, 2012 at 22:23

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