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August 18, 2012

Daily Oregraph: 春採湖畔 野蕗のごとき

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 今日のミヤマニガウリ。こうして正面から見ると、学校の校章にぴったりのかたちであることがわかる。さあ、いまから変えても遅くはないぞ。校訓は「清く、正しく、美しく」ね。

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 世に地味な花は数あれど、このノブキほど気の毒な存在も少ないだろうと思う。まるで化粧っ気というものがないから、これが花だとは気づかない人もいるのではないか。いつも台所の隅で鼻水をすすりながら鍋釜をゴシゴシ洗っている、おとなしくて目立たない女性のような印象を受ける。

 しかしお清どんの握ってくれるおむすびはうまいのである。ノブキのごとき君なりき。

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 チドリケマン。たしかに花のかたちは鳥を連想させる。やがてなる果実にふれると、ミサイルのように勢いよく飛んでいく。ぼくは毎年それを楽しみにしているのである(笑)。

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 ヒロハヒルガオ。温根内の鶴居軌道跡にも咲いている。ラッパ形の花は his Master's voice ……といっても、わかる人はだんだん少なくなってきたかもしれない。

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 Vanity Fair にはさまっていたレシート。「毎度ありがとうございます」の部分は消えかかっていたけれど、デジタルの威力によって、クッキリと浮かび上がってきた。

 平成元年2月16日。貧乏人根性丸出しで、「こんなに厚い本がたったの1,060円か!」と感激して買ったにちがいない。もう一冊はなんだったのだろうか?

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Comments

ヒルガオは・・・私の郷里の浜辺に咲いていたものでした。同じヒルガオでも種類が若干違うのかもしれませんが、この色合いは我が郷里、宮城県桃生郡鳴瀬町野蒜の海岸線を飾っていたそれと全く同じ色です。

ふと、子供であった頃を思い出してしまいました。

あんなことのあった海岸線ですが、こんな植物はきっと変わることなく清らかな花で、失われた多くの御霊を慰めているのでしょうか・・・

Posted by: 三友亭主人 | August 18, 2012 at 22:21

>三友亭さん

 人間が地上からすっかり姿を消しても、植物は昆虫とともに生き延びるでしょうね。はかなさとしぶとさとを併せ持った存在というべきでしょうか。

Posted by: 薄氷堂 | August 19, 2012 at 09:16

薄氷堂さんこんにちは。
今朝春採湖畔にてミヤマニガウリの実が生っているのを見つけました。
初めて見ましたがなかなか可愛らしい実ですね。

Posted by: K | August 19, 2012 at 17:47

>Kさん

 おもしろい植物ですよね。

 あの実はもっと大きくなり、やがて自然に割れてタネが出てきます。

 ただしあれだけ数があるのに、ちょうどその瞬間を目にすることはほとんどありません(ぼくも一度しか撮影できませんでした)。

 ぜひチャレンジしてください。

Posted by: 薄氷堂 | August 19, 2012 at 22:01

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