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August 16, 2012

Daily Oregraph: マギーよさらば

 The Mill on the Floss を読了。最後になるとペースが上がるのはいつものことだ。とにかく結末がどうなるか知りたいから、ささいな点には深入りせず、どんどん読み進める……これが小説本来の楽しみというものだろう。

 ネタばれはいやだから詳しくは書かないけれど、最後の数章は、作者自身が目を真っ赤に泣きはらしながら書いたというだけあって、涙なくしては読めない文章である。いや、ほんとなんだって。乾いた雑巾もしぼればまだ水が滴るものだ、というところだろうか。

 Dinah Birch という文学部の先生の Introduction も明快でわかりやすく、時代背景など参考になることが多かった。ぼくみたいな無学者の誤解を解いてくれる箇所もあった。ありがたいことである。

 しかし余韻にひたっているヒマはない。せめてこの一年は……と心に決めた以上、さっそく次の作品に取りかからなければならない。さらば、マギー嬢。

Vanity_fair

 約900頁という大長編だが、こうしてブログで読むと宣言しておけば、挫折して満天下に恥をさらすのはいやだから(笑)、たぶん年内には読み終えて、明るい正月を迎えることができるだろう。

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Comments

これから年末にかけて1冊ですか・・・
たいへんなすたみなですなあ。

私なんか最近5pを越える書物はどうも・・・・すぐに飽きちゃって。それに老眼で見えにくくなってイライラするとつい「もうやめた・・」ってなふうになってしまいます。

Posted by: 三友亭主人 | August 17, 2012 at 07:10

>三友亭さん

 ノートを取りながらですから、なかなかはかどらないわけです。来年からは読み方を変えて、数をこなすようにしたいと思っています。

> 私なんか最近5pを越える書物はどうも・・・・すぐに飽きちゃって。

 それはよくわかります。特に小説のたぐいはそうでしょうね。ぼくも「こんなものが読めるか!」といって壁に叩きつけた小説がずいぶんありましたから。

 結局一世紀以上のときをへて生き残った古典には外れがない……あたりまえのようですが、しみじみそう思います。ここ当分は19世紀路線(笑)を歩もうかな。

Posted by: 薄氷堂 | August 17, 2012 at 09:48

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