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July 06, 2012

Daily Oregraph: 小学校ふたつ

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 尻羽岬散歩のあとに訪れた知方学小学校。

 一昨年の耐震改修工事によって、体育館も新しくなったようなのだが、この日は平日で授業中だったから、敷地内に立ち入って写真を撮るのは遠慮しておいた。

 たとえ休日だとしても、ここは校門をくぐるとすぐに教員住宅らしいものが並んでいることもあり、用事もない侵入者がノンキに見物するような雰囲気ではない。以前おじゃましたときには、犬に散々吠えられた覚えがある。

 校舎前にスクールバスが待機している。仙鳳趾地区の生徒のために用意されたものだろう。生徒たちはどうやってここまで通うのかな、と余計な心配をしていたぼくは、バスを見て一安心した。

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 標高145メートル。意外に高い場所にあるようだが、地形図を確認すると、尻羽岬駐車場のあたりで標高約120メートルだから納得できる。

 ここなら大津波が襲来してもまったく心配はない。低地にある旧仙鳳趾小学校との統合の際、知方学小学校が残ったのも、それが理由なのかもしれない。

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 帰りがけに立ち寄った旧仙鳳跡小学校。このなつかしい校舎は、いつまで取り壊されずに残るのだろうか。

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 もう用がなくなったのだから当然だけれど、玄関の時計は止まったままである。

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 開校百年之碑の裏側。百年以上の歴史を誇る学校の閉校は、地元の方にとってはさぞつらい出来事であったにちがいない。

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 職員玄関前の温度計はまだ機能しており、この日は25度を示していた。

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Comments

薄氷堂さんこんにちは。
以前、仕事でこの両校にお邪魔したことがあります。
知方学小学校の校庭にある住宅はご推察の通り教員住宅です。
バスは両校が統合する前から知方学小学校の児童を送り向かいしてました。
また、この地区の中学生は昆布森中学まで送迎をしてもらっています。
仙鳳趾小学校は開校100年を迎えたばかりで廃校になりましたので残念でした。
そういえば仙鳳趾小学校には丸川珠代さんに似た若く綺麗なおなご先生がいました。
今から思うと古い校舎の中でお会いしたので、霧が作り出した幻だっかもしれません。

Posted by: K | July 06, 2012 at 20:04

>Kさん

 そうですか、スクールバスは統合前からあったんですね。

 仙鳳趾小学校の校門には「小中学校」とありましたけど、中学生が昆布森まで通っているとは知りませんでした。かなり距離がありますね。

 正直いいますと、耐震性の問題を別にすれば、校舎そのものは閉校になった仙鳳趾のほうが魅力的です。車で通りかかるたびに、つい立ち寄ってしまうんですよ。

Posted by: 薄氷堂 | July 06, 2012 at 22:38

北海道は時代の風雪がぴゅーぴゅー吹いていますね。
東京あたりではそれがなくなる理由は
別のものが出てくるという理由です。
しかし、ここでは誰も使わなくなるという意味なんですね。

Posted by: | July 07, 2012 at 08:01

>尻羽岬駐車場のあたりで標高約120メートル

へえ・・・結構切り立っているんですね。それなら絶対大丈夫だ。なんせ、私の郷里なんて海抜・・・2mもなかったですからね。海の生活のためには、あるいは田んぼを維持するためにはそのほうがはるかに都合が良いから仕方ないといえばないんですが・・・

そう言えば、知り合いの教師から聞いた話・・・この前のインドネシアの津波の時、生徒から「先生奈良にも津波くんの?」・・・先生は暫し絶句した後「その時は、日本が滅びる時だ」と一言。

Posted by: 三友亭主人 | July 07, 2012 at 08:14

ごめんなさい。上から三番め。
私です。

Posted by: 根岸冬生 | July 07, 2012 at 10:34

>根岸冬生さん

 新しいものができるどころか、誰も使わなくなったまま残る校舎は、釧路市内にもいくつかあります。再利用の途があればいいんですけどねえ。

>三友亭さん

 断崖絶壁の間には、狭い浜に小さな漁港が点在しています。車で下ると恐ろしいほどの急傾斜ですよ。

 日本の海岸線は津波危険地帯だらけですから、可能な限り職住分離するしか手はないんでしょうね。

Posted by: 薄氷堂 | July 07, 2012 at 20:31

旧仙鳳跡小学校の写真。
なつかしい。
ここへ行ったことはありませんが、道東地域の小さな学校はみなこのようなたたずまいでした。(北海道はどこもそうだったでしょうか)こわさずに保存してほしいと思うのはわがままでしょうか。

Posted by: ミキタカ08 | July 08, 2012 at 11:28

>ミキタカ08さん

 ほんとうになつかしい感じがしますでしょう。

 いずれは朽ち果てるか、たぶんその前に取り壊されるかするのでしょうが、残念ながらそれはしかたがありませんね。

Posted by: 薄氷堂 | July 08, 2012 at 17:40

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