« Daily Oregraph: 伸び盛り | Main | Daily Oregraph: 遙か実用を離れて »

June 09, 2012

Daily Oregraph: 春採湖畔

120609_02
 エゾヤマザクラよりも遅れて咲くのがこのカスミザクラ。数が少ない貴重なサクラであるらしい。今日の朝刊市内版に紹介されていたせいか、何人もの方が写真を撮っていた。

120609_03

 わが裏庭より一足先に開花したクロユリ。ネイチャーセンター近くの駐車場に咲いていたのだが、あるいはだれかの植えたものかもしれない。

120609_04

 アマドコロのツボミに接近してみた。これは食用で、

 若芽は舌触りがよく、ゆでておひたしや和えもの、天ぷらや煮もの、汁ものなどさまざまな料理に利用できる。花を初夏に摘み取り、さっとゆでて酢のものに。地下茎は一年中利用でき、天ぷらやフライ、甘煮などにする。(学研『日本の山菜』)

ということだから、ずいぶん有用な植物なのだが、もちろん湖畔の植物は採取禁止である。しかもこれは貴重な種類だから、食べちゃいけない。

120609_05

 いよいよコンロンソウの活躍する時期がやってきた。日本名の崑崙草については、

 なぜこの名がついたか不明。あるいは花の白さを崑崙山の雪にたとえたものか(『牧野 新日本植物図鑑』)

 たいへん数の多い花だが、満開になっても案外地味に見えるのは、全体に鮮やかさに欠ける緑色をしているせいだろう。

|

« Daily Oregraph: 伸び盛り | Main | Daily Oregraph: 遙か実用を離れて »

Comments

The comments to this entry are closed.