Daily Oregraph: 春採湖畔
エゾヤマザクラよりも遅れて咲くのがこのカスミザクラ。数が少ない貴重なサクラであるらしい。今日の朝刊市内版に紹介されていたせいか、何人もの方が写真を撮っていた。
わが裏庭より一足先に開花したクロユリ。ネイチャーセンター近くの駐車場に咲いていたのだが、あるいはだれかの植えたものかもしれない。
アマドコロのツボミに接近してみた。これは食用で、
若芽は舌触りがよく、ゆでておひたしや和えもの、天ぷらや煮もの、汁ものなどさまざまな料理に利用できる。花を初夏に摘み取り、さっとゆでて酢のものに。地下茎は一年中利用でき、天ぷらやフライ、甘煮などにする。(学研『日本の山菜』)
ということだから、ずいぶん有用な植物なのだが、もちろん湖畔の植物は採取禁止である。しかもこれは貴重な種類だから、食べちゃいけない。
いよいよコンロンソウの活躍する時期がやってきた。日本名の崑崙草については、
なぜこの名がついたか不明。あるいは花の白さを崑崙山の雪にたとえたものか(『牧野 新日本植物図鑑』)
たいへん数の多い花だが、満開になっても案外地味に見えるのは、全体に鮮やかさに欠ける緑色をしているせいだろう。
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