Daily Oregraph: 春採湖畔
ここ数日のうちにミヤマニガウリがぐんぐん成長していた。獲物にからみつこうとして伸びるツルには、まるで意志があるように見えるけれど……
そこは脳味噌のない植物の悲しさ、たまには混乱して収拾がつかなくなってしまう。
オドリコソウのホワイト・バージョン。こちらは踊り子というより、笠地蔵かお遍路さんの集団に近いような気がする。
さて今朝の朝刊の見出しは消費増税に「全身全霊」、大震災復興、福島の原発事故処理などのより重要な課題はさておいて、増税に政治生命を賭けるんだそうで、全身全霊とはまったく迷惑な話である。
ドジョウ氏個人の政治生命など、もちろん一円玉ほどの値打ちもないから、ぼくらの知ったことではない。いっそ堅気にもどり、田舎に引っこんで畑を耕したほうが世のため人のためになると思うよ。鍬なら(あなたには貸したくないけど)貸してあげます。
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Comments
こんばんは!
そちらも一気に春たけなわといった感じですね。
ついこの間までは「氷が……」という話だったのに。
北国の春はあっという間で、夏になるのでしょうけど、
その夏も、短い感じがします。
こちらからの想像ですよ。
Posted by: 只野乙山 | June 07, 2012 23:16
>只野乙山さん
そうなんですよ。やがて短い夏が来て、気がついたらいつの間にか秋になっているんです。
歳時記の世界とはまるでかけ離れた土地であることはまちがいありません。
Posted by: 薄氷堂 | June 08, 2012 00:34