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June 27, 2012

Daily Oregraph: 辛抱が肝腎

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 小松菜の種を播いてからすでに二週間……こんなものなのかな? 昨日今日と上天気のせいか、ほんの少しだけ丈が伸びたようだけれど。まあ、じっと待つしかないのだろう。

 なにごとも辛抱すればいつか結果は出るもので、めでたく『エマ』を読み終えた。今日は「解説」を読んだおかげでひとつ疑問が解決したので、昔の本を読む際にはこんな苦労もあるのだという一例として……(あまり参考にはならないかも(笑))。

 (彼女は)かたわらの紫と金の ridicule に手紙を戻した。(第52章。テキストによっては第3巻第16章)

 このridicule には悩んだ。なにか入れものらしいが、それがなぜridicule 「嘲笑(の的)」なのだろうか? いくらなんでもおかしすぎるので、宿題として残しておいたのである。

 なにしろ昔の小説だから、ときどき現在とは異なるスペルが使われていることは承知しているし、たいていは類推できるのだが、まさかこれもそうだとは気づかなかったのだ。

 ちゃんと「解説」にはありましたよ。この ridicule は reticule(婦人用の小物を入れる手提げ袋)なのだそうな。わかってしまえば、な~んだ、という話だけれど、極東のおじさんにはまったく思い浮かばなかったのだ。

 さすがOEDには ridicule 2 として独立して収録されているが、ぼくはうっかり見落としていたのである。まさに ridicule の見本である。この手の見落としはまだ残っているかもしれない。

 半年以上に渡って地味な読書をつづけてきたせいか、少々疲れが出てきたから、ほんとうはこの辺でひと休みしたいところだ。ノートを抱えて、幽霊の出そうな温泉宿へ行くというのも悪くないね。

 しかし温泉宿はもう少し待つとして、次はこれだ。

Mill_on_the_floss

 21世紀のドジョウの顔なんぞ見たくもないから、もうしばらく19世紀の小説につきあうことにしよう。


 そうそう、明日はケーキを買いに行かなくちゃ(笑)。

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Comments

案外、ゆっくりしているんですねえ・・・小松菜って。
私みたいなものだったら、そろそろ種をまいたことすら忘れてしまって・・・

さてあの場所に何を植えようなんてなりかねない。

Posted by: 三友亭主人 | June 28, 2012 at 06:04

前回記事もそうですが
そろそろ北国の遅い春到来を感じますね。
沖縄に帰ったら、こっちは梅雨が明けました。
チリチリと痛い紫外線が照り付け
熱線によって地表周辺の湿気がとび
湿度も上昇。本格的な夏が到来しました。

Posted by: 根岸冬生 | June 28, 2012 at 14:29

>三友亭さん

 辛抱ですよ、なにごとも。今にきっと小松菜成金と呼ばれる日が来ることを信じて、待ちましょう。

>根岸冬生さん

 ぼくはダメなんですよ、暑さに弱くって。たとえ千金を積まれても(笑)、夏の沖縄には近づきたくありません。冬なら考えますけど……

Posted by: 薄氷堂 | June 28, 2012 at 21:55

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