Daily Oregraph: 温根内
好天の温根内。前回(15日)ほど強くはないものの少し風があった。注意深い読者なら、風向きが15日とは正反対であることにお気づきであろう(?)。
ゴキヅル。ほんとうにミヤマニガウリとよく似ている。ほんの数ヶ所でみかけただけだから、こいつが活躍するのはこれからである。
カキツバタ。まだちらほらとツボミが見えるから、今週いっぱいは鑑賞できると思う。
ハナタネツケバナはまだ咲いていたが、明らかに最盛期を過ぎており、数もずいぶん減っていた。やはり6月の中旬に観察すべきなのだろう。精進のいいさとう公彦さんは、一番見ごろの時分にこの花をごらんになったわけだ。
さて『エマ』の本文をやっと読み終えた。スタートしたのが5月13日だから、ノートを取りながらとはいえ、約一ヶ月半を要したのは、わが無能の証明にほかならない。
しかしたとえば400頁に登場するセリフが、少し形を変えて455頁に引用されていたりするので、ボンヤリしてそれを忘れていると、さっぱり文意の通らぬこともある。一文のうちに複数の人物が同じ代名詞で登場することも多く、それをウッカリ取りちがえると白が黒になってしまう。なかなか油断のできぬ小説だから、ていねいに読むに越したことはないのである。
まだ「解説」が残っているので、全部片づけたら、またケーキを買ってお祝いするつもり(笑)。いずれ気が向いたら、内容についても少し触れてみたい。
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Comments
>ケーキを買ってお祝いするつもり
えっ・・・ケーキですか?
まさかね・・・
それにしてもさわやかな風景ですね。梅雨空の続く大和からは、限りなくうらやましく感じられます。
Posted by: 三友亭主人 | June 26, 2012 06:08
>三友亭さん
ほんとにケーキなんですよ(笑)。アルコールなら日常的に飲んでますし、やはり特別の日には、ふだんめったに口にしないものがふさわしいと思うのです。
> それにしてもさわやかな風景ですね。
温根内を歩くと気分爽快になりますよ。不快害虫もほとんどいないから(きわめてめずらしい場所です)、真夏でも平気です。
いつでもご案内しますから、ぜひいらっしゃい。
Posted by: 薄氷堂 | June 26, 2012 17:04