Daily Oregraph: 裏庭画報 ギョウジャニンニク開花間近
天気は悪い、光は足りない、茎はフラフラ揺れる。そこで片手で茎を押さえ、必殺片手撮り。スピードライトを発光させて十回ほどシャッターを切ったが、なんとか見られるのはこれ一枚だけというおそまつ。
『エマ』の本文は、あと50ページのところまでたどり着いた。登山とちがって、こういう作業は終わりに近づくほど楽になるのが救いである。
苦行僧のように小説を読むというのはなんともヤボな話だが、苦労の甲斐あって、オースティンの天才を十分実感できたのは幸いである。あたりまえの話だけれど、ブログの駄文とは月とスッポン、古典として残る作品にはそれだけの価値があるということか。
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Comments
いやあ、何ともいいですね。この可憐なこと。
行者にんにくの花は・・・
まだ蕾でもこれだけですから、花が咲いたときにはどんだけきれいなことか・・・
そして、その先も楽しみでしょうしね・・・
Posted by: 三友亭主人 | June 21, 2012 22:46
>三友亭さん
わが家のギョウジャニンニクは鑑賞専用ですので、まだ一度も味わったことがありません。数が少ないものですから、とても食べるわけにはいかないんですよ。
ひょろ長い茎の先に重いツボミがつくため、ほんのわずかの風でもフラフラ揺れ、写真を撮りにくいことといったらありません。癇癪を起こして、いっそ引っこ抜いてしまおうかと思ったことさえ……(笑)
Posted by: 薄氷堂 | June 22, 2012 00:46