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February 01, 2012

Daily Oregraph: カメラ保守本流?

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 最高気温-4.8度。北埠頭の道路はカチカチどころかガチガチに凍りついていた。しかし今日は全道的に寒く、釧路はまだマシなほうだったようだ。

 昼前にまた氷割りをしたところ、ツルハシでも歯が立たない。表面だけは削れるのだが、非能率もいいところなので、さっさとやめてしまった。消耗戦をつづけるのは愚のきわみだから、武田信玄をみならって、疾きこと風の如しである。

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 北埠頭前の水面からは、昨日流れ寄っていた氷がきれいさっぱり消えている。風がふだんどおり北寄りに戻ったのである。

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 さてたまにはカメラの話題でも。

 このカメラ(OLYMPUS E-PL1s)はふつうのコンパクトデジカメなみに安くなったので、旅行用にと思って昨年秋に買ったのだが、写りは予想以上にいい。

 動画ボタンの位置が悪い(ただし設定変更可能)、縦位置で撮った画像をいじるとき、いちいち回転させねばならないというのはマイナスポイントだが、安いから文句はいえない。

 気にくわないのは、このカメラに限らず、ミラーレス一眼などと称して販売していること。ミラーがなくレンズが一眼というなら、コンパクトデジカメはみなそれに該当するからだ。現にこの種のカメラを一眼「レフ」の一種だと誤解している人もいる。名称で差別化して売りこもうという寸法だろうが、まぎらわしいからレンズ交換式コンパクトというべきである。

 一番の問題はやはりファインダがないことだ。ミラーがないなら、ぜひとも電子ヴューファインダ(EVF)内蔵にすべきだろう。最近ニコンで発売したEVF内蔵のコンパクトは、まだずいぶん値段が高いけれど、この手の商品はいずれ量産すれば安くなるにちがいないから期待している。

 
やはり液晶モニタではダメだ。コンパクトデジカメをお使いの方なら、きっと納得してくださると思うが、天気の良い日に屋外へ出たら、闇夜に鉄砲というほどひどくはないものの、見えにくいのなんの、おおまかな見当をつけるくらいの役にしか立たないのである。

 そうはいっても、外付けの EVF は案外高価だし、せっかくのコンパクトなカメラに余計なものをつけるのは気が進まなかった。だから我慢して使ってきたけれど、オリンパスのオンライン・ショップだと安く買えることがわかったので、ついに癇癪を起こして注文したのが今日届いたから、ほかにネタもなし、記念写真を一枚撮った次第。

 やはりいい。ファインダの見えぐあいは当然一眼レフよりも劣るし、じゃまといえばじゃまではあるが、実用上視認性は十分だと思う。第一視野率100%だから、昔のフィルムコンパクトのちゃちなファインダよりもはるかに性能はすぐれている。

 なによりもファインダをのぞいてシャッターを切るという伝統のスタイルを守れるところがうれしい。ぼくはコンパクトデジカメのヤボな撮影スタイルがイヤでしょうがないのである(しかたがないから使いつづけるけどさ)。なんとなく落ちぶれ果てた感じさえするのだ。これはもう理屈ではない。

 ついでにいえば、携帯電話で撮影するのは、万やむを得ざるときに限りたい。愛用されている方にはまことに申し訳ないし、実用的で便利なのは百も承知しているのだが、この際だから正直いわせていただくと、あの撮影スタイルはヤボの二乗だと思う。見ているだけで体の力が抜けてくるのである。繰り返しを承知で申し上げると、これまた理屈ではない。

 はてな、最近デジカメばかり使っているくせに、おれって超保守派だったのかなあ(笑)。

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Comments

こんばんは。
あっ、オリンパスだ、と思いました。
じつはオリンパスのカメラ、好きなんです。
といっても昔のオリンパスXAというカメラを
使っていただけなんですが。

オリンパスのOM3が欲しいなあ、とずっと思っていました。
電子回路に頼らず、メカニカルで動くのが好きでした。
現在のオリンパスのデジタル写真機、いいなあと思うのですが、
乙山には高級すぎますね。

携帯電話機と区別がつかないような、
そんなデジタル写真機で、明るいレンズ、
絞り優先AEが使えるのが、次に欲しいと思うデジタル写真機。
とりあえずは普及型のデジタル写真機でしばらくいきます。
オリンパスの新型PENは薄氷堂さんのような方にこそふさわしいカメラだと思いますね。

Posted by: 只野乙山 | February 01, 2012 at 23:58

>只野乙山さん

 このカメラですが、新発売当時の半値以下という、ほとんど投げ売り状態の値段で大量に出回っていました(まだ少し残っているかもしれませんが)。

 中級のコンパクトデジカメ程度の価格だったので購入したわけです(でなければ手は出しませんでした)。

 写りはすごくいいですよ。デフォルトではややシャープネスを強めに設定しているらしく、ウソみたいにはっきりくっきり写ります(ぼくはそのままにしてありますが、調節は可能です)。ふつうのコンパクトカメラとは、明らかに一線を画していると思います。

 ただ細かい一点にピントを合わせるのはむずかしいので、マクロで植物写真でも撮ろうというのなら、でかい一眼レフの出番ですね。

 重い一眼レフを持ち歩きたくない旅行用としては極上のカメラだと思います。活躍するのは春が来てからになりそうですが……

Posted by: 薄氷堂 | February 02, 2012 at 10:21

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