Daily Oregraph: イヌホオズキよさらば
釧路西港のイヌホオズキについては、11月9日までに何度かご報告してきた。もう時期も終わったから、いいかげんに観察をやめたんじゃないかとお思いの方もおいでだろう。
とんでもない! この種の記録こそ一文にもならぬ写真を撮るアマチュアの出番なのだから、やめるわけにはいかないのである。
11月15日。 前回の写真と比較すれば、ひどい葉のしおれようであることがわかる。
11月9日から14日までの平均気温は4.8度~7.4度だったのに、15日は1.6度と急激に低下したせいもあるのだろう。
11月17日。平均気温1.0度。まだ青いままの実がいくつも残っている。
このころになると、気温の低下によって、釧路では実がすべて熟す前に枯れてしまうのではないかと思うようになった。
11月30日。この日平均気温ははじめてマイナスに転じ、-0.9度。もはや見る影もない。
12月1日。平均気温-3.5度。やはり青い実を残したまま枯れてしまうという予想は正しかった。この日をもって、イヌホオズキ観察の終了を宣言することにした。
ぼくの会社主義リアリズムも、間もなく退職だから、これでおしまい。とはいえ、根が散文的な男ゆえ、今後とも似たような写真しか撮れないだろう。
え、会社がひっくり返って社会主義リアリズムに? それはないと思うよ(笑)。
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Comments
「一文にもならぬ写真」どころか・・・こんな写真にお目に書かれるのは、このブログをおいて他にはありません。
私も何とかこの後塵を拝したいとは思っているのですが、なかなか未熟なもので・・・うまい事対象を見つけることができません。
Posted by: 三友亭主人 | December 03, 2011 10:01
>三友亭さん
さすがは大人ですね。ダメな人間はほめて育てるものだ(笑)、ということをよくご存じです。ありがとうございます。
冗談はさておき、どうせ金にならないのなら、少しでも金銭的価値の少ない写真を追求するのもひとつの道じゃないか、とマジメに考えております。
来年はもっとヘンな写真を撮りたいと思っております(すごい抱負(笑))。お互いどんどんシャッターを切って、カメラに投資した分のモトを取ろうではありませんか。
Posted by: 薄氷堂 | December 03, 2011 21:17