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December 23, 2011

Daily Oregraph: 末広雪景色

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 昨夕はたいして寒くなかったので、歩いて街へ向かった。温度計はプラスの1度を示している。チルドルームくらいの温度だから、人間も長持ちするにちがいない。

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 橋を渡って河畔公園へ降りると、大勢の人が集まっている。格差社会抗議集会だと大ニュースなのだが、まさかね。

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 どなたかは存じ上げないけれど、抗議演説とは正反対の穏やかな調子でなにやらお話しされていた。今朝の新聞によると、イルミネーションを点灯する前の儀式だったらしい。

 ぼくは筋金入りの儀式ぎらいゆえ、この手のセレモニーにはてんで興味がないから、さっさと失礼したことは申し上げるまでもない。

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 釧路の飲食店街を代表するのが末広界隈である。正確にいうと、末広町、栄町そして川上町の三つに区分されるのだが、飲屋街の総称としての「末広で一杯」というのが釧路市民の合言葉になっている。

 このあたりはあちこちに路地もあり、裏通り派にとってはなかなか魅力的な地区である。しかしかつて漁業が盛んだった頃の勢いはもはやなく、おまけに長引く不況が影を落とし、近年ややさびれ気味であることは否定できない。

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 今回は歳末特集として写真を少し多めに掲載することにした。全国に散らばる末広ファンの方にも見覚えのある通りが写っているにちがいない。

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 釧路がいかに雪の少ない土地であるかはもうおわかりいただけたことと思う。毎度申し上げるように、問題は凍結路面。

 雪かきの度合いに応じて凍結した歩道があちこちに残っているから、酔っ払いにもそれなりの運動能力が求められるのである。

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 画面左上に見える看板は炉端の元祖といわれる「炉ばた」。有名店だからガイドブックなどには必ず登場する。観光シーズンになると、お店に入りきれない客が外で立ちん坊をして待っていたりする。

 余計なお世話だけれど(笑)、このお店をめざすなら、ご予算は多少余裕をもって用意するようアドヴァイスしておきたい。

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 ふらふら歩いているうちに某君と約束の時間になった。連休前だから忘年会もピークとみえ、最初のお店は満員御礼だったので、別のお店に入り、

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ヤキトリを食べながら、今の季節にふさわしい熱燗をぐいぐいやる。二時間半ほどよもやま話をしながら飲んで食べて、お互いもう年だから、二次会はせずに別れることにした。まずは上品なお酒になってなによりであった。

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 外へ出てビックリ。天気予報どおりとはいえ、いつのまにか雪がこんなに降っているとは思わなかったのである。

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 女性の白粉といっしょで、雪は七難を隠す(失礼)。夜の雪景色には格別の趣があるものだ。

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 こちらではおねえさんがお店の前の雪をホウキで掃いていた。ホウキが見えないのは手ぶれ+被写体ぶれのせいである。

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 この夜もまた残念ながらピンクの傘をさした女性には遭遇しなかった。雪の夜にはピンクが映えるのになあ。

 さてこのぶんだと朝は雪かきだな、と憂鬱な気分で帰宅したのだが、

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一夜明けるとこのとおり。夜のうちに雪が雨に変わったらしい。雪かきを免れたのはうれしいけれど、道路が凍ったのは困りものである。

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Comments

おお!紅灯の巷!!
これほど日本らしい風景は無いのではなかろうか?と思うほど、懐かしいです。
お酒飲めないくせに・・・・

北海道や日本海側は大雪とのことで、心配しておりましたが、釧路は大丈夫だったのですね~。

Posted by: りら | December 23, 2011 at 15:04

>りらさん

 なつかしいでしょう。アメリカじゃこういう商売は無理なんでしょうか?

 冬の釧路は天下無敵です。道内一雪が少ないんじゃないかと思いますよ。雪かきは老骨にはこたえるので、ほんとに助かります。

Posted by: 薄氷堂 | December 23, 2011 at 21:47

今日は大和では初氷。おまけに先ほど初雪がちらつきましたが、そちらほど大変なことがあるはずもありません。

でも・・・写真のような飲み屋さんがならぶような・・・素敵な通りはありませんなあ・・・

ひょっとしたら1700年前、この地が首都であった頃だったらあったのかも・・・人口もその頃の方が多かったのかもしれませんので・・・

Posted by: 三友亭主人 | December 24, 2011 at 19:02

>三友亭さん

 おお、初雪がふりましたか。うまさけのみもろの山に降る雪も京都先斗町に降る雪も……(以下省略)。

 時代の流れには勝てませんよ。なにしろ半世紀で町は一変するのですから、千七百年も経てばねえ(笑)。

Posted by: 薄氷堂 | December 24, 2011 at 23:00

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