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November 12, 2011

Daily Oregraph: 【特集】変わりゆく港 中央埠頭編

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 中央埠頭編完成を記念して(?)、写真番号を付した略図を作成したので、ご利用いただきたい。なお丸数字はバース番号を表すことを補足しておく。

 一文にもならぬのにここまで手間をかけるとは、われながらバカじゃないかと思う(笑)。

 実は客船バースの完成とともに6号上屋より東側の景色が一変した以外は、中央埠頭は全体としてそれほど変わっていない。したがって客船バース以外は、現状の記録ということになる。

中央埠頭 変わる景色と変わらぬ景色

 まずは新旧の写真をくらべてみよう。

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写真1:2006年12月10日撮影(上) 2011年11月11日撮影(下)

 中央埠頭は北埠頭ほどビジュアル的におもしろい場所ではないから、あまり写真を撮った記憶がない。しかしこの廃屋はひときわ異彩を放っているので、繰り返し撮影している。

 もと釧路埠頭の中央埠頭作業所らしいが、使われていた当時のことを覚えていないから、かなり古い建物だと思う。いまだにそっくり残っているのは驚きである。

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写真2:2001年11月4日撮影(上) 2011年11月10日撮影(下)

 中央埠頭で景色が激変したのはここ。三ツ輪運輸の倉庫群が姿を消して、今年旅客船バースが完成したのである。正面に見えるのは釧路全日空ホテル、左手の煉瓦造りの建物は道立釧路芸術館。

 写真上の左端に見える三ツ輪運輸の作業所は、外側の階段が左右対称というユニークな建築様式で、ぼくは気に入っていた。この日あるを予測して、わざわざ夜に写真を撮ったことがあるくらいである(笑)。味のある建物だったのに、惜しいことをした。

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写真3:2004年2月12日撮影(上) 2011年11月11日撮影(下)

 これら二枚の写真は厳密にいうと同じアングルではないが、それには理由がある。写真上の右手に見える小さな平屋の建物(釧路市港湾事業所跡)と上屋の間には現在フェンスが設けられているため、同じ場所からは写真が撮れないのである。

 港湾事業所ではかつて釧路市のタグボート事業が行われていたのだが、それを知る人もいまでは少なくなったにちがいない。タグボートは北光丸ともう一隻、なんといったっけ。まさに往時茫々である。

 なお写真上は、SOLAS条約によって、外航船バースにテロ対策のフェンスをめぐらす必要が生じたため、港湾関係者がフェンス設置予定の現場を視察しているところである。

中央埠頭のいま

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写真4:中央1号から西側岸壁を見る(2011年11月11日撮影)

 西港の整備とともに使用頻度が激減したけれど、昔はおおいににぎわった岸壁である。上屋は手前から1号、2号、3号で、それぞれバース番号と対応している。

 東港でもっとも水深の深いバースは中央3号だが、10mしかないから大型船は接岸できない。

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写真5:明糖倉庫前から南を見る(2011年11月11日撮影)

 写真4の裏手である。いわば中央埠頭のメイン・ストリート。いまはゴーストタウンのようになってしまったけれど、最盛期には多数のトラックやフォークリフトが行き交い、車を運転するのが恐ろしいほどであった。

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写真6:中央4号前から北を見る(2011年11月11日撮影)

 ちょうど写真5の先端部から逆方向を見たところ。

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写真7:中央4号から東を見る(2011年11月11日撮影)

 釧路川沿いのこの岸壁は通称「川筋」。遠くに幣舞橋が見える。

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写真8:5号上屋壁面の釧路市市章(2011年11月11日撮影)

 星に○は釧路市の市章である。市民ならだれでも知っているとは思うが……(?)

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写真9:フェンスの網目から見た客船バース(2011年11月11日撮影)

 巨費を投じて完成した耐震客船バース。モトが取れるのかどうか、おおいに疑問ではあるが、ここまでみごとに整備されたことは歓迎すべきなのだろう。裏通り派としてはいささか複雑な思いもないではないが……

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写真10:たぶん銀河系一清潔なトイレ(2011年11月10日撮影)

 なんの建物かと思ったら、トイレであった。初めて利用させてもらったのだが、世界に冠たる清潔トイレ国である日本の誇るゼイタクなトイレ。こんなに立派でいいのか、と驚くほどである。4月15日~11月30日の午前9時から午後9時まで利用できるから、あなたもぜひ(笑)。

 なお画面左端に見えるのは釧路プリンスホテル。

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写真11:トイレ前から西を見る(2011年11月10日撮影)

 眼前に展開するだだっ広い空間には心もことばも及ばず、ただただ驚くしかない。まさに黄金の国ジパングである。もはや北埠頭も中央埠頭もどこへやら、長びく不況をすっかり忘れるひとときであった。

 ああ、釧路市よ、汝はいずこへ行こうとしているのか?

 ここにおいて、ぼくの次の目標は定まった。こぎれいに整備された幣舞橋より上流の河岸である。

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