Daily Oregraph: 苫小牧 みちばた植物編
片側4車線の堂々たる道路だが、さすが北海道というべきか、これは国道ではなく道道259号線(上厚真苫小牧線)。はじめてここを車で通ったとき、どの車線を走ればいいのか迷ったおぼえがある。
この道道の一本裏手、案内図の上端に見える鉄道線路沿いの道を30分ほど歩いてみよう。
別の意味で北海道らしい景色である。道路と鉄道との間には原野の切れ端が残っている。今回はこの道路沿いの植物を観察しようという趣向である。
これはユウゼンギクだろう。ふつうは薄い青紫色だが、この一群だけ赤味を帯びていた。
ちょっと貧相だが、ムシトリナデシコだと思う。実物はもっと鮮やかな赤だが、写真ではうまく再現できていない。
それよりも気になるのが、タンポポに似た黄色い花である。
ほかにないかと探してみたら、あった、あった。ノボロギクではないかと思うが、どうだろうか。
もう花の終わりかけなのか、発育不良なのか、ちょっと区別しにくいが、オオアワダチソウだろうか。セイタカアワダチソウなら茎に短毛があるけれど、この写真を拡大しても確認できない。接近してもう一枚撮っておくべきであった。
イヌホオズキだろう。最初実が見えなかったので確信がもてなかったけれど、写真をよく見直すと実が写っているのでまちがいないと思う。
エゾノコンギク。もう花がしおれている。
すぐ上の写真とずいぶん印象はちがうが、花びらの数からして、これもエゾノコンギクだろう。ちょいと前衛活花風。
これはおまけ(笑)。青いペンキの面積配分が絶妙であり、アートの域に達していると思う。
ではさらば苫小牧。
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