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October 10, 2011

Daily Oregraph: 苫小牧 みちばた植物編

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 片側4車線の堂々たる道路だが、さすが北海道というべきか、これは国道ではなく道道259号線(上厚真苫小牧線)。はじめてここを車で通ったとき、どの車線を走ればいいのか迷ったおぼえがある。

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 この道道の一本裏手、案内図の上端に見える鉄道線路沿いの道を30分ほど歩いてみよう。

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 別の意味で北海道らしい景色である。道路と鉄道との間には原野の切れ端が残っている。今回はこの道路沿いの植物を観察しようという趣向である。

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 これはユウゼンギクだろう。ふつうは薄い青紫色だが、この一群だけ赤味を帯びていた。

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 ちょっと貧相だが、ムシトリナデシコだと思う。実物はもっと鮮やかな赤だが、写真ではうまく再現できていない。

 それよりも気になるのが、タンポポに似た黄色い花である。

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 ほかにないかと探してみたら、あった、あった。ノボロギクではないかと思うが、どうだろうか。

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 もう花の終わりかけなのか、発育不良なのか、ちょっと区別しにくいが、オオアワダチソウだろうか。セイタカアワダチソウなら茎に短毛があるけれど、この写真を拡大しても確認できない。接近してもう一枚撮っておくべきであった。

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 イヌホオズキだろう。最初実が見えなかったので確信がもてなかったけれど、写真をよく見直すと実が写っているのでまちがいないと思う。

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 エゾノコンギク。もう花がしおれている。

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 すぐ上の写真とずいぶん印象はちがうが、花びらの数からして、これもエゾノコンギクだろう。ちょいと前衛活花風。

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 これはおまけ(笑)。青いペンキの面積配分が絶妙であり、アートの域に達していると思う。

 ではさらば苫小牧。

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