Daily Oregraph: 鶴ヶ岱のナシ
晴天。風が強い。
ネイチャーセンター隣の駐車場に車を停め、昨日の記事で触れた貸しボート屋さんを撮影し……さて、どうしようか。
ちょっと迷ったが、たまには鶴ヶ岱のあたりを歩いてみることにした。
工業高校前の名物タコヤキ屋さんの前を通りかかると、ガラス窓に「売家 アンティーク付」という貼り紙があった。ひょっとしたらこちらもお店を畳んでしまうのだろうか?
釧路聾学校近くの坂道。このあたりには用事がないので、めったに来ることがない。
ここは炭鉱や漁港などで働く人々の壁画で飾られている。写真のおじさんのモデルはスコップさんかもしれない。
この種の絵は、たいてい「労働者階級万歳!」とか「一億火の玉」などという標語とともにリアリズム・タッチで描かれていそうだが(ちょっと古いか?)、ごらんのとおりのヘタウマ路線。ほのぼのとした感じが漂っている。
正直いって、この一帯はそうおもしろい場所とは思えないけれど……おや、あれはなんだろうか?
品種はわからないが、まぎれもなくナシである。ナシはリンゴ同様バラ科で、
暑さ寒さに強く、北海道から九州まで植えられている。(北海道新聞社刊 『北海道の樹木』)
というから、釧路にあってもおかしくはないのだが、ぼくはこれまでみかけた記憶がない。新発見である。開花は5月なので、来年はぜひ花を観賞したい。
なお鈴なりになっていた実はどれも小さく、こっそりもいで食べたってうまくないと思う。実際だれも手をつけた形跡はなかったから、念のため。
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